『ジュラシック・ワールド/炎の王国』匂いまで伝わってくる…?リアルな恐竜ロボット“アニマトロニクス”の登場秘話

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

「ジュラシック・ワールド」シリーズ3部作を放送中の金曜ロードショー。2週目の5月24日は、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が登場。
人気テーマパークだった「ジュラシック・ワールド」が閉鎖されてから3年。島では恐竜たちが自力で生き延びていたが、火山が活動を開始し…。恐竜を救うため、島に向かったテーマパークの元運営責任者たち。その影では、壮大な陰謀が動いていた…!

『炎の王国』では、前作よりも多くの恐竜のロボット(アニマトロニクス)が使われている。恐竜のロボットを精巧に作るのには、相当な労力もかかるが、その分セットに恐竜がいれば、実際に照明を当てることもできる上、役者も恐竜を見て演技ができ、リアルな表現ができるのだそう。

スタッフはたくさんのアニマトロニクスに命を吹き込んだが、中でもメスのヴェロキラプトル“ブルー”を作るのには、繊細なバランスが要求されたという。
「作ったのは横たわっているブルーで、その周囲を歩くだけですごいものがあった。カギ爪のサイズが実感でき、この生き物がかつて地球を歩いていたと思うと信じられなかった」と語るのは、アニマトロニクス&特殊効果スーパーバイザーのニール・スカンラン。

ブルーの場合、まばたきやうなり声など、実際の操作だけでは完全なものにできない点でだけ、最大12人のパペッティアと呼ばれる操縦者が、ほんの少しフレームから離れた場所で、ほとんどブルーの内側で操作を担当した。恐竜とはいえ、人問らしさをもたらすためにありとあらゆる可能性を探ったのだとか。

アニマトロニクスと演技をしたフランクリン役のジャスティス・スミスは、「とんでもない経験だったよ。あんなラプトルやティラノサウルスなんて、今まで見たことがなかったからね。ラプトルは汗をかいていた。よだれを垂らし、まばたきし、眼球の液体さえあったほどだ。これまで見た中で最高にクールだった。操作するのに11人が必要で、彼らがテーブルの下で体を寄せ合い、人工物を本物の動物のように動かしていた。まさか自分が経験するとは想像もしていなかった」と恐竜のロボットと共演した貴重な体験について語っている。

歴史を塗り替えたといわれる「ジュラシック」シリーズ伝統の映画表現。本作では、そんな「匂いまで伝わってきそうなリアルな恐竜の表現」にも注目だ。

【ストーリー】
あの大惨事から3年――
大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちは大自然で自由に生活を始めていた。しかし、島で火山噴火の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、恐竜たちの生死を自然にゆだねるか、命を懸けて救い出すか。人間を救うためではなく、恐竜のための選択を迫られる。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018 米)
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、コリン・トレボロウ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
監督:J・A・バヨナ
脚本:コリン・トレボロウ&デレク・コノリー

出演 ()は声の出演
オーウェン・グレイディ:クリス・プラット(玉木宏)
クレア・ディアリング:ブライス・ダラス・ハワード(木村佳乃)
イーライ・ミルズ:レイフ・スポール(内田夕夜)
フランクリン・ウェブ:ジャスティス・スミス(満島真之介)
ジア・ロドリゲス:ダニエラ・ピネダ(石川由依)
ベンジャミン・ロックウッド:ジェームズ・クロムウェル(中田譲治)
エヴァーソル:トビー・ジョーンズ(高木渉)
ケン・ウィートリー:テッド・レヴェン(黒田崇矢)
イアン・マルコム:ジェフ・ゴールドブラム(大塚芳忠)
ウー博士:B・D・ウォン(近藤浩徳)
アイリス:ジェラルディン・チャップリン(池田昌子)
メイジー・ロックウッド:イザベラ・サーモン(住田萌乃)

写真提供:(C)日テレ

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