チリ中銀、政策金利を0.5%引き下げ6.0%に 予想通り

[サンティアゴ 23日 ロイター] - チリ中央銀行は23日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ6.00%とした。決定は全会一致。追加利下げの見通しも示した。

今回の利下げは先週のトレーダー調査で示された予想と一致した。

中銀は声明で、さらなる利下げを見込んでいるとし、利下げの規模と時期は「マクロ経済情勢の進展とインフレへの影響」を考慮すると説明した。

消費者物価指数(CPI)上昇率は2022年8月に14.1%でピークを打ち、23年末には3.9%まで鈍化したが、その後やや上向いて先月は4.0%だった。

中銀はインフレ鈍化を受けて昨年から利下げを続けており、23日時点で利下げ幅は計525bpとなった。

インフレ目標は3%プラスマイナス1%ポイント。

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