「日本とイランを避けよ」韓国代表、“アジア4位”転落の危機に母国メディアは戦々恐々「W杯3次予選で難しいチームを相手にしなければならない」

韓国代表は6月に行なわれる2026年北中米ワールドカップ・アジア2次予選で、6日に敵地でシンガポールと、11日にホームで中国と対戦する。

この2試合を前に、韓国メディア『ニュース1』は「日本とイランを避けよ。3次予選で第1ポッドに必要な6月の連勝」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「まだ司令官(監督)を見つけられない韓国代表は6月にAマッチ2連戦を控えている。暫定体制で試合を準備するなど、色々と乱雑な状況だが、北中米ワールカップ本選に上がるためには、2連勝が必須だ」

同メディアは、「韓国は現在3勝1分け(勝点10)で中国(勝点7)に先んじてグループ1位を維持し、大きな異変がない限り、9月から始まるアジア3次予選に上がるものと見られる」としたうえで、こう続けている。

「だが、単にワールドカップ本選進出が目標ではなく、本選での好成績を期待される韓国の立場では、2次予選の2試合を無駄にはできない」

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記事は「韓国は先月公開されたFIFAランキングは23位で、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国のうち日本(18位)、イラン(20位)に続いて3位を守っている。しかしオーストラリアが24位で韓国のすぐ後ろまで追撃してきている状況だ。AFC加盟国のうちFIFAランキング上位3チームは9月から始まる3次予選で第1ポッドの資格を付与される。この資格を取得する必要がある」と主張している。

「韓国が4位に追いやられたら、3次予選で日本、イランなどの難しいチームを相手にしなければならない。最近のサウジアラビア、イラク、カタールなど中東チームの上昇傾向を考えると、第2ポッドは負担になる」

そして、「3次予選はW杯進出の可否だけでなく、本選で無難なグループ分けを受けるためにも重要だ。3次予選で難しい相手に当たってFIFAランキングポイントを積めなければ本選で負担となる可能性がある」と懸念している。

韓国とオーストラリアの4位争いは注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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