メキシコGDP、第1四半期は前期比0.3%増 予想やや上回る

[23日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が23日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比0.3%増加した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%増、先月の速報値も0.2%増だった。速報値は上回ったものの、高金利で経済が勢いを失っていることが示された。

前年比では1.6%増で、予想と一致した。

農業、漁業、鉱業など第1次産業は前期比1.7%増、サービスは0.6%増となった。第2次産業は0.5%減と縮小が続いた。

パンテオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、アンドレス・アバディア氏は「リスクは依然下向き。現在高水準にある政策金利は、特にコアインフレ率が鈍化し続ければ持続不可能となる」と述べた。

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