飛躍へ 輝く竜のタイル画 伊予市の大谷さん、10年で県内6寺社に奉納

客王神社の境内に設置された竜のタイル画を見ながら住民らと語り合う大谷さん(左端)=松山市下伊台町

 愛媛県伊予市のタイル職人大谷利正さん(73)は地域の発展を願って竜のタイル画を制作し、出身地の内子町小田地域など県内6寺社に寄贈してきた。今年は竜にゆかりのある辰(たつ)年。住民や観覧者に御利益があるよう願っている。

 大谷さんは2013~22年にかけて、新田(内子町寺村)、南山(同町南山)、三島(同町中川)の3神社のほか、三奈良神社(東温市下林)、宝林寺(松山市木屋町3丁目)、客王神社(同市下伊台町)に順次奉納した。

 京都市の知恩院三門の天井絵や天龍寺の雲龍図のほか、地元の蛇伝説をモチーフにした作品もある。それぞれ境内や拝殿など参拝者が観覧できる場所に飾られている。

新田神社のタイル画は東京・浅草寺の天井絵がモチーフ=内子町
天龍寺の雲龍図をモチーフにした三奈良神社のタイル画。金色の竜が力強い=東温市

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