米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練中止、理由は「気象条件」 木原防衛相、米側からの伝達内容を説明

記者会見で質問に答える木原稔防衛相=24日午前、防衛省

 【東京】木原稔防衛相は24日、米軍が23日夜に沖縄県の嘉手納基地で計画していたパラシュート降下訓練が中止となった理由について「米側から、気象条件のため中止となったと説明を受けている」と明らかにした。

 米軍は訓練予定時刻の23日午後6時前に、防衛省や沖縄防衛局に中止を伝達した。次回の実施時期は不明。今回実施されれば昨年12月から6カ月連続となっていた。

 降下訓練は原則、米軍伊江島補助飛行場(伊江村)で実施すると日米が合意している。しかし、米軍は同飛行場の滑走路の不具合などを理由に、嘉手納での訓練を「例外」などと主張している。

 県や嘉手納町などの地元自治体は嘉手納での訓練中止を求めている。

© 株式会社沖縄タイムス社