京都府警は23日、府内の70代女性が交流サイト(SNS)でジャーナリスト池上彰さんをかたる人物から投資話を持ちかけられ、約2億3千万円をだまし取られたことを明らかにした。詐欺事件として捜査している。
府警によると、女性は昨年10月、スマートフォンで池上さんが優良株を紹介するとの広告を見つけてクリックした。池上さんを名乗るLINE(ライン)アカウントに参加し、複数の人物とやりとりする中で、外国為替証拠金取引(FX)への投資を勧められた。
女性は昨年11月~今年2月までに、約30回にわたり指定の口座に計約2億3千万円を振り込んだという。著名人の偽広告などを使ったSNSを通じた投資詐欺は全国で被害が相次いでおり、今回の被害額は府内で過去最大という。