サムスン「Galaxy Ring」、Galaxy Watch6より高価?有料サービスも提供か

Image:Samsung

韓国サムスン電子はスマートリング「Galaxy Ring」を2024年内に発売すると予告済みだ。先行している「Oura Ring Gen 3」と同じく、各種の健康状態を追跡できるトラッカーになる見通しだが、まだ価格は明かされていない。

そんななか、米国での価格は300~350ドル(4万7000円~5万5000円)となり、月額10ドル未満のサブスクリプションも伴うかもしれないと著名リーカーが主張している。

この価格は、Oura Ring Gen 3の米国価格299ドル~349ドルとほぼ同じだ。またリングは単体でも購入できるが、ほとんどの機能は5.99ドル/月ないし69.99ドル/年の会費を支払うことで有効となる。

有名リーカーYogesh Brah氏はX(旧Twitter)にてGalaxy Ringの300~350ドルもの価格設定が「かなり高価だ」と述べつつ「10ドル未満のサブスクリプションが付属する可能性がある」と述べている。

当初、Ouraはサブスクリプションを提供していなかった。が、顧客の大きな反発を招きながらも、第3世代モデル(Gen 3)で初導入。なぜ有料プランを始めたのかと問われると、継続的な科学研究には資金が必要であり、買い切りのハードウェア販売では間に合わないと答えていた

ウェアラブル機器にサブスクリプションを導入するのは、さして珍しいことではない。たとえばGoogleはPixel Watchユーザー向けに「Fitbit Premium」を、アップルもApple WatchやiPhoneと統合した「Fitness+」(日本未提供)を提供しており、いずれも米国では月額9.9ドルだ。

そう考えれば「10ドル未満のサブスクリプション」は妥当だが、本体価格が300ドルを超えることは驚きである。それはGalaxy Watch6のベースモデルと同じであり、スマートリングはスマートウォッチよりも出来ることが少ないからだ。

すでにGalaxy Ringは血中酸素飽和度や睡眠を追跡できること、その情報はスマートフォンに転送されてSamsung Healthアプリと同期できることが明らかにされている

ほか、食事管理・レシピサービス「Galaxy Food」と連携して、その人に合ったレシピやダイエットを勧めるとの報道もあった。サムスン初のスマートリングが成功するか否かは、そうした付属サービス次第かもしれない。

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