「中国統一を妨害すれば重い代償払う」 中国外交部

「中国統一を妨害すれば重い代償払う」 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の汪文斌報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京5月24日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は23日の記者会見で、呉江浩(ご・こうこう)駐日大使が台湾問題に関し「中国分裂を企てる戦車に縛られてしまえば、日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と発言したことを巡り、林芳正官房長官が「極めて不適切だ」と述べたことについて、中国の統一を妨害すれば必ず重い代償を払うことになると強調した。

 汪氏は次のように述べた。台湾問題は中国の核心的利益の核心で、中日関係の政治的基礎に関わり、越えてはならないレッドラインである。日本の一部の人たちは最近、台湾問題で消極的な動きを頻繁に見せ、「台湾有事は日本有事」というでたらめで危険な論調を唱え続け、中日間の四つの政治文書の精神と日本が行った約束に著しく背いている。

 呉大使の発言は事実に基づいており、正当な道理を踏まえた厳格な言葉遣いで、完全に正当かつ必要なものである。私は、いかなる者も国家主権と領土の一体性を守る中国人民の強固な決意、確固たる意志、強大な能力を見くびってはならないと改めて強調したい。中国の内政干渉に固執し、中国の統一を妨害する者は、必ず重い代償を払うことになる。

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