Shanling、エレガントな“流体系デザイン”のハイブリッド型イヤホン「ME600」

MUSINは、同社取り扱いブランドShanling(シャンリン)から、左右それぞれにダイナミックドライバー2基とBAドライバー3基を搭載するハイブリッド型イヤホン「ME600」を、5月31日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込52,470円前後での実売が予想される。

「ME600」

低域用に6mmダイナミックドライバーを2基、中域用にBAドライバー2基、高域用にBAドライバー1基、計5基のドライバーを搭載したハイブリッド構成のイヤホン。

ダイナミックドライバーには、デュアルN48ネオジウム磁石と高純度銅ボイスコイル、そして「バイオダイアフラム」を採用。深みのある豊潤な低音と、従来の同社製イヤホンよりもさらに優れた解像度を実現したという。

ダイナミックドライバー2基とBAドライバー3基のハイブリッド構成

またBAドライバーはいずれも専任エンジニアによるカスタマイズが施され、中域の2基は瑞々しいボーカル表現、高域の1基は明瞭度を追求。隣接する帯域とのスムーズなつながりにも配慮したとする。

さらに、本モデル専用設計のクロスオーバーネットワーク基板や、デュアル・ヘルムホルツレゾネーターの活用によってチューブレス設計を実現。ダイレクトで明瞭なサウンドを再生できるとしている。

付け外しできるノズルはチューニングフィルターを兼ねており、交換することで音質調整が可能。ニュートラルでオールラウンドな「バランス(黒)」、ブーストされた低域と滑らかな高域が特徴の「フルサウンド(赤)」、透明度が高くエネルギッシュな「クリア(白)」の3種類のノズルが同梱する。

ノズルを付け替えてチューニングが可能

ハウジングは、近代の芸術的な建造物からインスピレーションを受けたという“流体系デザイン”を採用し、光を反射しながら美しく流れる波を表現。一方で内側の形状は、膨大な耳型データに基づいて浅く設計し、装着安定性や快適性、密閉性を高めたとする。フェイスプレートはダークグレーのアルマイト処理を施した削り出し6000系アルミニウム合金、シェルは光沢のある金メッキ処理を施したステンレススチールと、2種類の金属を組み合わせた。

滑らかな“流体系デザイン”を採用

ケーブルはMMCXコネクターによる着脱に対応。付属ケーブルは銀メッキ銅導体を採用し、さらに着脱可能なモジュール式プラグを搭載。3.5mmステレオミニ/4.4mmバランスプラグを付け替えられる。長さは約1.3m。

付属ケーブルはプラグ部分の交換に対応する

周波数特性は12Hz - 40kHz、インピーダンスは16Ω、感度は100±3dB。イヤホンの本体質量は片側あたり約12.5g。ケーブルやチューニングノズルのほか、15ペアのイヤーピース(うち1ペアは装着済み)、クリーニングツール、キャリングケースなどが同梱する。

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