イデコの増額、24年中に結論 厚労相「丁寧に検討」

 武見敬三厚生労働相は24日の記者会見で、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の拠出限度額引き上げについて「税制改正とも関わってくるので、丁寧に検討を進める」と述べた。自民党は限度額の大幅拡充などを求める提言案を取りまとめている。厚労省は社会保障審議会の部会で議論を進め、年内に結論を出す方針。

 イデコは自分が出した一定額の掛け金を運用し、実績に応じて60歳以降に受け取る仕組み。掛け金は全額が所得控除の対象となるなど、税優遇のメリットがある。掛け金の限度額を引き上げれば控除もさらに増えることになる。

 掛け金の上限額は職業や企業年金の加入状況で異なる。

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