長谷部誠、引退に「俺は認めん!」怒った人物を明かす 会場に笑い「半分お酒の力だと思います」

長谷部誠【写真:Getty Images】

引退会見

サッカー元日本代表MFの長谷部誠が24日に引退会見。スーツ姿でマイクを握り、心境を語った。会見では家族への思いも明かし、引退を伝えた父親のリアクションについては「『俺は認めん!』って言っていた」と笑いながらも振り返っていた。

長谷部は冒頭の挨拶の中で「僕はこれまで自分の家族についてほとんど語って来なかったんですけど、家族についても少し触れさせてもらいたい」と語り、感謝を口にした。「愛情たっぷりに育ててくれた祖父母、公私ともに全力で支えてくれた姉と妹、娘と息子は皆さんも試合後に見たと思いますけど、元気溢れる、自分にとって宝物のような存在」とそれぞれについて触れた。

母については「母親と僕の両方を知る人は『この母親がいて長谷部誠がいるんだね』というんですけど、見た目も似ているらしいんですけど、とにかく真面目。世間的に真面目と言われる僕が真面目というくらいなので、だいぶ真面目だと思うんですけど、自分という人間を形成するうえで一番影響を受けた人物。母親のもとに生まれてきて、大きな喜びを感じています」と感謝した。

父親については「僕にサッカーを与えてくれて、本当に本当に厳しく育ててくれた」と表現。引退を伝えた際のことを振り返り「妻や母親は素直に受け入れてくれたと思うんですけど、父は『良いのかそれで!』みたいな感じで怒ってました(笑)。『俺は認めん!』って言っていた。多分その時はお酒が入っていた。半分本音、半分お酒の力だと思います」と明かし、会場からも笑いが起きていた。

妻については「大きな負担をかけた。サッカーを軸に生きる自分にかなり振り回されたと思うんですけど、自分と一緒になることで大好きな仕事を犠牲にしなければならない。そういうものもあったと思うので、これからは彼女の夢、好きなことを自分がサポートしていきたい。もっともっと家族との時間を大切にしていきたい」と語った。

THE ANSWER編集部

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