「ルーキーに戻った気分」とイーグルスのOTAに参加したRBバークリー

かつてのディビジョンライバルのチーム合同練習(OTA)に初めて参加したフィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーは、新しい環境をどう感じたのだろうか。

「一番印象的だったのは、最初の7対7のドリルにワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウン、WRデボンタ・スミス、タイトエンド(TE)ダラス・ゴーダート、クオーターバック(QB)ジャレン・ハーツがいたことだ」とバークリーは現地22日(水)にチームの公式サイトで述べている。

「オフェンシブラインマンを含まずに、これだけのメンバーだ」

「みんな集まって盛り上がってきたところで、プレーブックやシステムを覚えたり、毎日少しずつ良くなろうとしたりしている。俺が来る前からこのチームには才能ある選手がたくさんいる。俺にはそれに貢献できる自信がある。同時に、あまり先を見すぎようとするのも良くない。毎日ここに来て、お互いに協力し、切磋琢磨することが醍醐味なんだ」

バークリーはニューヨーク・ジャイアンツからイーグルスに移籍したことで、「ルーキーに戻ったような気分 」だとつけ加えた。ジャイアンツでのルーキーイヤーに1,307ヤードとタッチダウン11回を記録したことを考えれば、イーグルスにとってルーキー気分のバークリーは大歓迎だろう。

バークリーはニューヨークでの6シーズンで攻撃部門のルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたかと思えば、2020年には膝に大ケガを負い、回復に2年を要するなど、波乱万丈な日々を送った。2022年にようやく万全な状態で戻ってきたバークリーは、キャリアハイとなる1,312ランヤードとタッチダウン10回をマークし、2度目のプロボウル選出を果たしている。昨年のオフシーズンはフランチャイズタグをめぐってチームと揉め、望んでいたような長期契約を得ることはできなかった。

今年のオフシーズンにイーグルスと3年3,775万ドル(約59億2,863万円)の契約を結んだことで、バークリーの念願は叶った。

「このチームの一員になれたことにワクワクしている」と言うバークリーはこう続けている。

「何か特別なことができるような気がするんだ。でもそれはまだ先のことだから、今は一日一日を大切にしながら成長できるように努力するだけさ」

バークリーの加入でバックフィールドからの爆発力が増したイーグルスは、最強の武器をそろえており、それを活かすことで昨シーズンの不振から立ち直ることが期待される。

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