キンプリ、「帰宅難民」騒動を乗り越える“あふれ出る感謝” デビュー「6周年」皆に“共通した想い”

永瀬廉、高橋海人(King&Prince)(C)ピンズバNEWS

永瀬廉(25)と高橋海人(25)のKing&Princeは、5月23日にCDデビュー6周年を迎えた。同日夜にはYouTubeで『6周年特別企画サブスク解禁&「halfmoon/moooove!!」発売記念リリースパーティー』の生配信を実施し盛り上がったが、前日にあったイベントを巡るトラブルにも言及した。

「キンプリは5月22日、デビュー5周年イヤーの最後を締めくくる花火イベント『King&Princeとうちあげ花火』を山口県のきらら博記念公園で開催。約3万人が詰めかける大盛況のイベントでしたが、終了後に“帰宅難民”が大量に出てしまいました」(女性誌編集者)

20時30分頃のイベントの終了後、JR新山口駅までの周辺道路が大混雑し、終電に間に合わず帰宅できなくなったファンが続出。1000人以上の帰宅困難者がJR新山口駅構内で一夜を明かしたことが報じられていて、運営に対する批判の声も出ていたのだ。

23日、イベント主催のユニバーサル・ミュージックは公式サイトにファンへの謝罪と、JR西日本が帰宅困難者に毛布・飲み物を配布してくれたことに対する感謝の言葉を掲載している。

キンプリの2人は、この件を23日のYouTube配信で言及。永瀬は「会場から帰られるときに、大変だった方、帰れなかった方は大丈夫でしたか。無事に帰ってくれていたらそれがなによりです」と気遣い、高橋も「僕たちはちゃんと楽しい記憶でみんなにいてほしい」と続けた。そして、JR西日本に対しても感謝の言葉をあらためて伝えたのである。

2人のコメントにX(旧ツイッター)には、

《2人のキンプリを精一杯盛り上げて、ファンを思いやり周りを幸せ空間にし続けてくれるチームキンプリに、日々感謝》
《言葉をちゃんと選んで発言しててあまりにも素敵すぎる間接的にもJRの人にも感謝を伝えてて凄すぎるだろ》

といった反響が多く寄せられている。

「イベントを運営したユニバーサル・ミュージックは謝罪しましたが、今回の件は参加人数の規模や時間帯を考えると仕方ないところはありますし、誰かの責任を追及するのは酷なところ。ましてや、当然ですがキンプリの2人のせいでは決してない。

そのため、キンプリが配信で呼びかけた言葉が“謝罪”ではなく“感謝”の言葉であることに、“謝ってもらうのは違うよなぁと思ってたから良かった”という声もありましたね。

加えて、インスタグラムの内容から、スタッフに対する感動の声も出ています」(前同)

■皆に共通しているのは“感謝”

キンプリはYouTube配信後、公式インスタグラムのストーリーズ機能を更新し、スタッフのメッセージを掲載している。

山口の一件で疲れていても配信を見てくれるファンに対して、

《少しでも本日のYouTube LIVEやサブスクなどの彼らの活動で気持ちが前向きになってくださったらスタッフとしても嬉しいです》

と、コメントしている。

キンプリのスタッフは続けて感謝の言葉を綴り、そして、

《過去も今も未来も含めてKing&Princeであること、そして、その全てに関わってくれた人に感謝の想いを再確認する1日となりました。

また楽しく、素敵な、ワクワクする日々を皆様にお届けできるようにスタッフも精進して参ります。

社長になったKing&Prince(※23日に『King&Prince株式会社』を設立)をどうぞこれからも宜しくお願い申し上げます》

と、締めたのだ。

帰宅難民に対する配慮に加えて、《過去も今も未来も》という一文からは5人時代――23年5月22日に脱退して現在はNumber_iとして活動している平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)もいたキンプリ時代を思い出すファンも多く、

《スタフさん達からは腫れ物扱いされてるんだろうな、と思ってたから。3人がいた過去もKPであることを 言葉にしてくれて嬉しいな》
《ファンへの気遣いはもちろん、キンプリへのでっかい愛で溢れてるね。見て見ぬふりはしない。ちゃんと前向きなお言葉もくれる。だからずっとついて行きたくなる》

といった声が多く寄せられている。

芸能プロ関係者は言う。

「キンプリがJR西日本に言及していることもそうですが、6周年イベント前日の騒動は結果としてキンプリの2人、スタッフ、ティアラたちに共通の想い――“感謝”の想いがあることを強く感じさせることになりましたね」

急な騒動に上手く対応してくれたJR西日本への「感謝」。配信で気遣いの言葉をくれたキンプリの優しさにへのファンからの「感謝」。スタッフによる、過去も忘れないという思いを感じさせるメッセージにもあった「感謝」。そして、それに対するファンからの「感謝」――皆が皆、「感謝」への想いにあふれているのだ。

「花火大会で帰宅難民が出てしまったことは、運営面において今後に向けての改善点なのでしょうが6周年記念日の雰囲気からも、キンプリ、スタッフ、ファンは感謝の想いで一丸となっていますよね。デビューから6年、2人の会社設立やサブスク解禁など新たなことにも挑戦しているキンプリ。今後のさらなる飛躍にも期待できそうです」(前同)

平野、神宮寺、岸の一斉脱退という衝撃を乗り越えたことで、グループとファンの結束力が高まったと言われるキンプリ。これからも永瀬と高橋、スタッフ、そしてファンは二人三脚ならぬ、三人四脚で進んでいくのだろう。

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