父死亡、近くにいた娘は体調不良 親子2人暮らしの住宅 別居する叔母、119番し娘は入院へ 駆け付けた救急隊、父の遺体に気付いて110番…退院した娘を逮捕 「父を放棄した」と語った無職31歳、なぜか不起訴に

逮捕の娘を不起訴 自宅に父の遺体を放置

 埼玉県春日部市内にある自宅に父親の遺体を放置したとして、8日に死体遺棄の疑いで春日部署に逮捕された同市の女性(31)について、さいたま地検は23日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

■叔母「めいの体調が悪い」(以下、初報記事)

 自宅に父親の遺体を放置したとして、埼玉県警春日部署は8日、死体遺棄の疑いで、春日部市の無職の女(31)を逮捕した。

 逮捕容疑は、実父(63)の遺体を自宅の一室に遺棄した疑い。

 同署によると、4月27日午後、女の叔母が「めいの体調が悪い」と119番。駆け付けた消防が父親の遺体を発見し、110番した。

 女は父親と木造2階建て民家に2人暮らし。遺体に目立った外傷はなかった。

 病院に搬送され入院していた女が退院し、事情を聞き8日逮捕した。「父の遺体を放棄したことに間違いない」と容疑を認めているという。同署で遺棄した経緯などを詳しく調べる。

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