中学校で女性教師が生徒の個人情報入った書類を体育館のステージに置き忘れ スマホで撮影した生徒も 札幌

札幌市教育委員会は24日、北区の市立あいの里東中学校で生徒の個人情報が入った書類を一時紛失する不適切な取り扱いがあったと発表しました。現時点で流出などの被害はないということです。

市教委によりますと、先月10日に1年生の担任を務める女性教師が、ファイルに入った1年生267人分の個人情報が記載された書類を体育館のステージ上の演台に置き忘れました。

その後、18日になって書類を目にした生徒の保護者から「重要な情報がステージ上にあるのは不適切ではないか」と連絡があって発覚し、書類は回収されました。

書類は生徒の氏名や学習状況、友人関係や家族状況などが書かれたもので、体育館で部活動をしていた2~3年生十数人が目にしていたということです。

学校による調査の中で、スマホで書類を撮影していた生徒もいましたが、保護者の同意を得て削除したということです。

現時点で、書類の外部への流出のほか、SNSなどでの拡散はないということです。

市教委は、個人情報の管理を徹底するよう指導するとともに、当該教師の処分を検討しています。

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