意識もうろう…女性議員、鎖骨を骨折し重傷 自転車で夜中に転倒、飲酒した会合の帰り道で ヘルメットなしか 自転車の酒気帯び運転、罰則を盛り込んだ直後 元議員の夫「警察の調べを待つ。交通を遮断しおわび」

津田市議が飲酒後に自転車運転、転倒しけが

 埼玉県上尾市の津田ひとみ市議(42)が22日、市内の飲食店での会合後に自転車を飲酒運転し、転倒してけがを負ったことが関係者らへの取材で分かった。県警は同市議が当時、酒に酔った状態で自転車を運転していた可能性もあるとみて、同市議から任意で事故当時の事情を聴く方針。

 捜査関係者などによると、津田市議は22日夜、上尾市内の飲食店での会合に出席し飲酒。帰宅する際に自転車に乗り、転倒した衝撃で頭を強く打ったほか、鎖骨を骨折する重傷を負った。救急搬送されたが、意識はあり、命に別条はないという。ヘルメットはかぶっていなかったとみられる。

 自転車の酒気帯び運転については、17日に罰則規定を盛り込んだ改正道交法が参院本会議で可決、成立したばかり。

 津田市議は昨年12月の上尾市議選に日本維新の会公認で出馬し初当選。現在1期目。

 埼玉新聞の取材に対し、元同市議で夫の賢伯(まさのり)氏は、「警察の調べを待たないと答えられない。意識がもうろうとした状態で救急車で運ばれたと聞いている。救助いただいた皆さんに感謝するとともに、交通を遮断したことをおわびしたい」と語った。

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