今季限りで現役引退したドイツ1部EフランクフルトのMF長谷部誠(40)が24日、都内で引退会見を行った。2時間もの間、常に質問が止まず、すべてに丁寧に回答した長谷部。最後にはメディアに対する率直な思いを語った。
長谷部は「最後にメディアのみなさん、長い間ありがとうございました。メディアと選手の関係は非常に難しいというか複雑なものがあると思う。常にメディアのみなさんの先に、日本のサッカーファン、その記事を呼んでいるファンの人がいると思って接しさせていただきました」と長い現役生活でどうメディアと交流してきたかを語った。
さらに「プライベートのからみはなかったと思いますが、みなさんが嫌いというのではなく、プライベートでお会いしたりすると、自分のパーソナリティーとして情が出てしまうという。そういうところで距離があったと感じることがあると思ったと思う。インタビューでも当たり障りないことを言ってメディア泣かせの部分もあったと思いますが、みなさんのことは本当にリスペクトしているし感謝したい。これからも日本サッカー界のためによろしくお願いいたします」とどこまでも律儀に語った。