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円安やロシアのウクライナ侵攻など世界情勢の不透明さも手伝い、ガソリン代は高止まりを続けています。「ガソリンを1番安く入れる方法はある?」「これ以上ガソリン代が高くなったら車には乗り続けられないかも…」「ガソリン代を安く抑えるコツはある?」などと思っている人もいるでしょう。
値上がりは避けられないとしても、工夫次第でガソリン代を安くすることは可能です。
この記事では、ガソリン代を節約する方法や、車の維持費を節約する方法をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ガソリン代を節約する方法
- ガソリンの消費量を抑える方法
- 車の維持費を節約するコツ
ガソリンを安く入れるコツ
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ガソリンは工夫次第で安く入れることができるので、通勤やレジャー、買い物などで車を使う機会が多い人は積極的に取り組みましょう。
ここではガソリン代を安くするためのコツとして、以下を紹介します。
- セルフスタンドを利用する
- 高速道路で給油しない
- 休日や夜間の割引期間に給油する
- ポイントを貯める
- クーポンを利用する
セルフスタンドを利用する
セルフスタンドとは、給油作業を利用者が自ら行うガソリンスタンドのことです。ただし、日本では消防法の関係でスタッフが監視する必要があるため、まったくの無人ではありません。
店員が給油の作業を担うガソリンスタンドに比べると、少ないスタッフで店舗を運営でき、人件費を抑えられるため、価格が安くなっています。具体的な金額は個々のセルフスタンドにより異なりますが、だいたい1Lあたり2~5円程度安くなります。
なお、セルフスタンドでは自分で給油作業をするため事故が起きる可能性があります。スタッフが常駐していますが、以下の点に注意しましょう。
- 車の窓やドアは閉める
- エンジンは必ず止める
- ガソリンスタンド内ではたばこは吸わない
- 給油中はその場を離れない
- 静電気除去シートに触れてから作業を始める
高速道路で給油しない
高速道路内のガソリンスタンドで給油しないのも、安くガソリンを入れるコツの1つです。
高速道路内のガソリンスタンドは、万が一のトラブルに備え24時間営業していることが多いため、その分人件費など経費がかかります。採算をとるためにはある程度高い値段を付けざるを得ないうえに、周辺のガソリンスタンドとの価格競争も起きないため、安くなる要素がありません。
高速道路を走る予定が事前にわかっているなら、なるべくガソリンを満タンにしたうえで乗りましょう。
休日や夜間の割引期間に給油する
交通量の多い地域にあるガソリンスタンドの場合、休日や夜間など所定の割引期間を設けていることがあります。休日はレジャーなどで郊外に出かける客を見込み、夜間は交通量が減るので客を呼び込むためにセールが行われます。
ガソリンスタンドによって具体的な金額は異なりますが、1Lあたり1~3円程度安くなるのが一般的です。すぐに入れなくてはいけない事情がなく、行動範囲内にセールをやっているガソリンスタンドがあるなら、夜間や休日に入れてみましょう。
ポイントを貯める
ガソリンスタンドで給油する際にポイントを貯めるのも、節約になります。大手ガソリンスタンドでは、以下のポイントを貯めることが可能です。
- ENEOS:Tポイント、楽天ポイント、dポイント
- アポロステーション(Apollostation):楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント
- コスモ石油:楽天ポイント、dポイント、WAON POINT
例えば、アポロステーションではガソリン2Lにつきdポイントが1ポイント付与されます。1ポイント=1円と考えると、1Lあたり0.5円安くなる計算です。ただし、ポイントが付与される条件が設定されていることもあるため、注意してください。
アポロステーションとdポイントの場合、支払方法は以下のものに限定されています。
- 現金
- キャッシュプリカ
- dカード
- DrivePay/EasyPay/モバイルDrivePay
クーポンを利用する
大手ガソリンスタンドでは、所定のクーポンを入手するとガソリンが安くなることがあります。LINEの友だち登録をする、公式アプリをインストールするなど指示に従って必要な作業を済ませましょう。
大手ガソリンスタンドの公式アプリを3つ紹介するので、よく利用する店舗があれば、インストールするのをおすすめします。
アプリでガソリン価格を比較
ガソリン価格比較アプリを使い、1円でも安く入れられるスタンドを見つけて給油するのもおすすめです。自分にとって使いやすいものを選びましょう。
特典付きのクレジットカードを使う
特典付きのクレジットカードを使うのも手段の1つです。所定のクレジットカードを使うと「ガソリン代が1Lあたりずっと2円引き」などの特典が受けられることがあります。
自宅や職場の近所のガソリンスタンドなど、よく使う店舗があるなら、その店舗で特典が受けられるクレジットカードがないか調べてみましょう。
大手ガソリンスタンドで特典が受けられるクレジットカードの具体例は、以下の通りです。
ENEOSでガソリンが安くなるお得な人気クレジットカード比較は、こちらの記事をチェックしてみてください!
ガソリンスタンドと提携しているサービスを利用する
ガソリンスタンドと提携しているサービスを利用することで、ガソリン代が安くできる可能性もあります。例えば、「ENEOSでんき」と「ENEOSカードS・P・C」を併用すると、全国のENEOSの店舗で給油する際に、1Lあたり1円の値引きを受けることが可能です(毎月最大150Lまで)。
電気会社の切り替えを予定しているなら、ガソリンスタンドでの給油が安くなるかチェックしてみましょう。
また、ENEOSでは新車のサブスクも扱っています。月額料金制で車をリースできるサービスですが、利用にあたってメンテナンスを担当する店舗の登録(お客様サポートSS登録)をすると、ENEOS店舗での給油が1Lあたり5円値引きされるので、かなりお得です。
ガソリン代を節約する方法
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ガソリン代を安く抑えるためには、消費するガソリンの量を少なくすることも重要です。
ここでは消費するガソリンの量を抑えてガソリン代を節約するコツとして、以下を紹介します。
- エコドライブを意識する
- エンジンオイルを交換する
- 燃費のいい車に乗り換える
- アイドリングを短くする
- 「急」のつく運転をしない
- 渋滞をなるべく避ける
- 短距離移動にはあまり車を使わない
エコドライブを意識する
エコドライブとは、ガソリンの消費量や二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化防止につなげるための運転技術や心がけを指します。それぞれの取り組みをすることで、無駄なガソリンの消費が防げるため、結果的にガソリン代の節約につながります。
交通事故を防止するという意味でも有効であるため、積極的に取り入れてみましょう。具体的に取り入れてほしいエコドライブのポイントをまとめました。
車に載せる荷物はできるだけ軽くする
- 車の燃費は荷物の重さや空気抵抗に左右されるため、荷物が軽い、外装品がない状態であれば燃費が改善する
タイヤの空気圧をこまめに点検する
- 空気圧が適正値より不足していると、走る場所にもよるが2~4%燃費が悪化する
エンジンオイルを交換する
エンジンオイルは定期的に交換しましょう。エンジンオイルにはエンジン内部のシャフトやピストンを滑らかに動かし、車の燃費や加速性能を維持する効果がありますが、劣化してくるとこれらの効果が薄れてきます。
結果的に燃費が悪くなり、同じ車・条件で走ってもより多くのガソリンを消費するため注意が必要です。交換の頻度は車の種類や使用状況によって異なりますが、通常の使用であれば走行距離1万5000㎞ごと、もしくは年1回程度と考えましょう。
燃費のいい車に乗り換える
燃費のいい車に乗り換えるのも、結果的にガソリン代の節約になります。例えば、燃費が20㎞/Lの車と12㎞/Lの車があったとしましょう。ほかの条件がまったく同じとし、240㎞を走行したとき、消費するガソリンは20㎞/Lの車が12L、12㎞/Lの車は20Lになります。
ガソリンの価格を170円/Lとすると、差額は1,260円になります。走行距離が長くなればなるほど、燃費のいい車の方がガソリン代は安くなります。
ただし、燃費のいい車に乗り換えるためには、ある程度まとまった資金が必要です。排ガス性能や燃費の良い車は補助金制度や優遇制度が利用できる可能性もあるので確認してください。
アイドリングを短くする
車が停車している間も、エンジンを動かしていればガソリンを消費し続けています。
ECCJの調査によると、10分間アイドリングをすれば約130ccのガソリンを消費している、との報告があります。
また環境省のデータによれば、東京都内に登録がある自動車(約400万台)がアイドリングを毎日10分ずつ減らすと、年間約20万キロリットルの燃料が削減できるとしています。
仮に1台の車が毎日1時間アイドリングをやめると、年間で約3万円も節約できるとされています。
さらに経済産業省・資源エネルギー庁のデータでは、自動アイドリングストップ機能を搭載したハイブリッド車以外の車は、運転時間に対する停止時間の割合が25%で燃費が約20%、35%だと約40%も悪くなります。
短時間の停車時はアイドリングストップを活用するとともに、エンジンを動かしたまま駐車することは避けるようにしましょう。
出典:一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)|「エコドライブ10のすすめ」のタネあかし出典:環境省|アイドリング・ストップQ&A出典:経済産業省 資源エネルギー庁|エコドライブ推進マニュアル
「急」のつく運転をしない
車は加速時に大きなエネルギーを消費します。そして、急加速・急発進・急ブレーキといった、「急」のつく運転をなるべく避けましょう。
緩やかなアクセルワークを意識し踏み込みを一定にすることで、約13%も燃費を向上できます。急加速や急減速が必要ない場面では、アクセルやブレーキをゆっくりと踏み込み、ゆっくり離すことを心がけましょう。
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出典:経済産業省 資源エネルギー庁|エコドライブ推進マニュアル
渋滞をなるべく避ける
渋滞でノロノロ運転を続けていると燃費が悪くなります。なぜなら、長時間のアイドリングを余儀なくされるため、車が進んでいないのにもかかわらずガソリンを多く消費してしまうからです。
日本自動車工業会の調査によると、一般的なガソリン車の場合、平均速度が遅いほど燃費が悪く、60~70km/hでの走行が最も燃費がいいとされています。
また、決められた走行パターンで計測された「カタログ燃費」は、平均速度が24.4km/hでの数値となっていますが、渋滞などが原因で平均速度が10km/h以下になると、実際の燃費がカタログ燃費と比べて最大で60%も悪くなります。
出かける前には渋滞情報を事前に確認し、渋滞しそうな道路は避けましょう。
短距離移動にはあまり車を使わない
車はエンジンが冷えている状態だと燃焼効率が低下し、多くの燃料を消費します。そのため、エンジンが暖まりきらない状態で短距離の走行を繰り返すと、燃費が悪くなります。
日本自動車工業会のデータによると、エンジンを始動した直後に5km走行した場合は、エンジンが完全に暖まった状態での走行に比べて燃費が40~50%悪くなります。短距離の移動にはなるべく車を利用せず、徒歩や自転車の利用を心がけると良いでしょう。
ガソリン以外の車の維持費を見直すのもおすすめ
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車は持っているだけでも、保険料や駐車場代、車検代やメンテナンス費用などの維持費がかかります。節約するためには、ガソリン以外の車の維持費を見直すことも検討しましょう。
ここでは、車の維持費を抑えるための方法として、以下を紹介します。
- 保険を見直す
- 車検やメンテナンス費を抑える
- 税金・保険料が安い車へ乗り換える
- カーリースを利用する
保険を見直す
自動車保険を見直せば、保険料が安くなる可能性があるので、維持費の削減につながります。
自分や家族に必要な補償を過不足なく受けられる契約であることを大前提とし、以下の切り口で保険会社や契約プランの変更を検討しましょう。
- ダイレクト型損保に切り替える
- 車両保険を一般タイプからエコノミータイプに変更する
- 子どもの成長に伴い運転者の年齢条件を引き上げる
- 運転者を本人限定や家族限定に変更する
- 保険会社に年間走行距離の変更を通知する
- 使用目的を通勤・通学から日常・レジャーに変更する
- 不要な特約を外す
自動車保険を比較検討したい場合、複数の保険会社の保険料や補償内容を比較できる「保険スクエアbang! 自動車保険」などのサイトを利用するのがおすすめです。
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車検やメンテナンス費を抑える
車検やメンテナンスにかかる費用を抑えることも、維持費の節約につながります。車検やメンテナンスは、車を購入したディーラー以外でも行うことは可能です。
やり方次第で費用を節約できるので、以下の工夫を取り入れてみましょう。
- 割引特典のある業者を使う
- 自分で運輸支局に車を持っていき車検を受ける(ユーザー車検)
- 車検専門店、カー用品専門店で車検を受ける
- 低価格保証システムを採用している店舗で車検を受ける
どうしてもディーラーで車検やメンテナンスを受けたいなら、以下の点を工夫すると費用が安くなるかもしれません。
- 決算時期に車検を受ける
- 必要のない清掃・交換・検査項目は省く
- 消耗品はネットで購入する
- 毎月最終週に見積もりを取る
車検費用を安くする方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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料金の安い駐車場を探す
買い物やレジャーなどで外出するなら、できるだけ料金の安い駐車場を探しましょう。現地に行ってから探すのは交通状況の関係などの理由で難しいこともあるため、事前に調べておくのがおすすめです。利用時間に応じた最安値の駐車場を検索できるアプリもあるので、できるだけ安い料金で車を停めるために活用しましょう。
また、あらかじめ向かう場所が明確に決まっているなら、その近隣の駐車場を予約してしまうのも1つの手段です。オンラインで提携駐車場の事前予約ができるサービスもあるので、駐車場探しで苦労したくないなら使ってみましょう。
税金・保険料が安い車へ乗り換える
税金・保険料が安い車に乗り換えるのも、維持費の節約のために役に立ちます。自動車にかかる税金の代表例として「自動車税種別割」がありますが、これは総排気量が少ないほど安くなる仕組みです。
例えば東京都の場合、総排気量が2,000cc超2,500cc以下の車の税額は4万3500円ですが、1,500cc超2,000cc以下であれば3万6000円まで下がります。
また、自動車保険の保険料は型式別料率クラスによって変わってくるため注意が必要です。型式別料率クラスとは、車の型式ごとのリスクを「対人賠償」「対物賠償」「人身傷害」「車両保険」という4つの項目から評価したもので、数字が大きいほどリスクは高いと判断されます。
リスクが高ければ保険料は高くなりますが、危険な自動車という意味ではありません。自分の車の型式別料率クラスは、損害保険料算出機構のWebサイトから検索できます。
カーリースを利用する
カーリースとは、毎月一定額を支払うことで、契約期間中好きな車に乗ることができるサービスです。契約期間終了後は乗り換え、再リース、買取、返却など所定の方法で車の扱いを決められます。
カーリースでは、車検やメンテナンス費用、税金などの維持費を改めて出す必要はありません。毎月のリース料とガソリン代のみで好きな車に乗れるうえに、ローンを組んで車を購入するより負担も抑えられます。
ただし、以下のデメリットもあるので、車の使い方によっては損をする可能性がある点に注意しましょう。
- 走行距離に制限があり、超過分は追加費用を払わないといけない
- 契約期間中に解約する場合、中途解約金として残りのリース料を支払う必要がある
- メンテンナンスパックにより点検やメンテナンスの対応範囲が変わる
カーリースは、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ
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ガソリン代は車に乗る限りは避けて通れない出費である以上、安くできるに越したことはありません。この記事で紹介したガソリンを安く入れるコツはどれも気軽にチャレンジできるものなので、まずはできるところから取り入れていきましょう。
また、ガソリン代だけでなく、税金や保険料、車検代やメンテナンス代などの維持費も安くできる余地があります。一度に安くできる金額に限界はありますが、「ちりも積もれば山となる」の精神で取り組みましょう。
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