新人WRコールマンのプレースタイルは“ビルズオフェンスにぴったり”とQBアレン

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

バッファロー・ビルズでの7シーズン目を迎えるクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは、大柄のレシーバーを求めていた。

ビルズは2024年NFLドラフトの全体33位で、フロリダ州立大学出身のワイドレシーバー(WR)キーオン・コールマンを指名し、身長約190cm、体重97kgの有望株をアレンと組ませている。

現地23日(木)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“The Insiders(ジ・インサイダース)”に出演したアレンは、コールマンのプレーメイキング能力が2024年シーズンに向けてビルズの他の選手たちと完璧にマッチすると考えている。

アレンは『NFL Network』のマイク・ガラフォロとトム・ペリセロにこう語った。

「彼のプレースタイルは俺たちのオフェンスにぴったりだと思う。攻撃コーディネーター(OC/ジョー・ブレイディ)、クオーターバックコーチ(ロナルド・カリー)、(ジェネラルマネジャー/GM)ブランドン・ビーン、そしてもちろんヘッドコーチ(HC/ショーン・マクダーモット)とも話している。彼は体格が良く、バックショルダーフェードで勝負できるし、体を張ったプレーをいとわない選手だ」

「彼を今のチームの何人かと組ませたら、とてもいいと思う。マック・ホリンズは、彼のメンタリティと考え方が他の選手にもいい影響を与えているという点で、すでに素晴らしい新加入選手だ。カーティス・サミュエルは毎日、働く準備ができている。ドーソン(・ノックス)とコールマンをこのメンバーに加えれば、かなり強固なグループができあがるだろう」

大学時代のコールマンは最初の2シーズンをミシガン州立大学で過ごした。その間、パスキャッチ65回で848ヤード、タッチダウン8回をマーク。その後、コールマンは編入希望者名簿(transfer portal)を利用して3年目のシーズンをフロリダ州立大学で過ごし、2023年にはキャリア最高のタッチダウン11回を記録してビッグプレー能力を見せつけた。

4月にビルズがWRステフォン・ディッグスをヒューストン・テキサンズへトレードした後、コールマンのサイズとプレーメイキング能力が必要とされるようになっていた。また、ビルズの2番手レシーバーだったゲイブ・デービスも、フリーエージェント(FA)でジャクソンビル・ジャガーズと契約して、ビルズから移籍している。ディッグスとデービスのコンビは昨シーズンに合計ターゲット241回、レシーブ152回、1,929レシーブヤード、タッチダウン15回をマークしていた。

ビルズは主要なベテラン選手たちに別れを告げ、サラリーキャップに配慮しながらチームの個性を刷新した。ディッグスとデービスが去った後、オフシーズン中にワイドレシーバー陣の強化に力を入れたビルズは、コールマン、ホリンズ、サミュエルに加えて、マルケス・バルデス・スカントリングとチェイス・クレイプールを獲得している。

オフシーズンのチーム活動が始まり、アレンはすでに新しいチームメイトとの関係構築を加速させている。

アレンは「それはOTA(チーム合同練習)から始まると思う。幸運なことに、今このビルにはあいつらがいるんだ。練習中ずっと投げている。練習が終わってからも特別にレップスを重ねている。この時期、レップスを稼げる時間は限られているから、時間を見つけては追加練習をしているよ。6月下旬から7月上旬にかけての1カ月間、休みを挟むわけだけれど、その間にまた集まって投げられる機会を見つけたい。常に万全の状態を保ち、できる限り多くの練習をこなせるようにするんだ」とコメントした。

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