メキシコ各地で「ヒートドーム」現象、猛暑で数十人死亡

Brendan O'Boyle

[メキシコ市 23日 ロイター] - メキシコ各地で猛暑が発生し、ここ数週間に複数の州で数十人が死亡していると、保健省が23日に発表した。今後数日はさらに高温が続く予報という。

上空を覆う高気圧が熱を閉じ込める「ヒートドーム」現象が広い範囲で見られ、一部地域で気温が45度を超えるなど記録的な高温となっている。

保健省が公表した暫定値によると、12─21日に発生した熱波関連死者は22人。これにより、3月中旬の猛暑シーズン入り以降の酷暑関連死者数は累計で48人となった。大半が熱中症によるもので、脱水症状による死亡例もあったという。

研究者らは22日、今後10─15日間に観測史上最高の気温を記録する可能性があるとの見方を示した。

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