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資産運用開始年齢の平均
マネックス証券株式会社が、証券口座を保有する6735名を対象に行った「資産運用に関する調査」によると、資産運用を始めた年齢の割合は表1の通りです。
表1
※マネックス証券株式会社「資産運用に関する調査」を基に筆者作成
60代以降に資産運用を始めた人は、全体のわずか6%しかいませんでした。30代までの若い年代から資産運用を始めた人の割合が約6割を占めており、定年後に始める人は少数派です。
投資の失敗リスクはどれくらい?
株式やFXなどの投資は、うまくいけば資産を大きく増やせる可能性があります。しかし投資がうまくいく確実な保証はなく、失敗するリスクも低くありません。
株式会社アドバンが行った「投資初心者の失敗体験についての調査」によると、投資デビュー時に失敗を経験した人は「68.3%」に上りました。
実に10人中約7人が失敗していることになり、投資がかんたんなものではないことが伺えます。
投資デビュー時には損失関連の失敗体験が多い
同調査によると、トレーダーの失敗体験の第1位は「大きな損失を出してしまった」でした。また第3位は「損失確定が遅れて塩漬けになった」でした。いずれも損失と結びつく失敗体験です。
ほかにも「根拠のない感覚的な取引をしていた」「ハイリスクな取引を行っていた」など、大きな損失に結びつきかねない失敗をした人も少なくありません。
投資リスクへの対策
リスクをゼロにすることは不可能ですが、対策しだいではリスクを減らすことができます。リスクを減らす方法として、以下のような点に留意しましょう。
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・冷静でいること(一喜一憂せず利益確定や損切りタイミングを冷静に判断する)
・余裕資金を使うこと(失っても生活に大きく響かない資産を使う)
・分散投資(投資対象や投資のタイミングを分ける)
・中長期投資を行うこと(値下がりがあっても回復や値上がりを気長に待つ姿勢でいる)
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投資にはリスクがつきもの……。ただし賢く運用すれば成功の可能性もあり
投資にはリスクがつきものであり、失敗を経験している人も少なくありません。大きな損失を出している人も一定数おり「誰もが成功できる資産運用方法ではない」といえるでしょう。
しかし投資で成功している人がいることも事実です。定年後に退職金や貯蓄を資産運用しようと思っている場合は、リスクをしっかり把握し、余裕資産から冷静な投資をすると、資産増につなげられるかもしれません。
出典
マネックス証券株式会社 資産運用に関する調査
株式会社アドバン 投資初心者の失敗体験についての調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー