バルセロナ フリック氏と次期監督で大筋合意と現地報道 実現ならレバンドフスキと再タッグ

ハンジ・フリック氏(ロイター)

スペイン1部バルセロナが、元ドイツ代表指揮官のハンジ・フリック氏と次期監督就任で大筋合意したと、スペイン紙「アス」が報じた。同紙によると、契約は2年という。

現在指揮を執るシャビ監督は、1月に今季限り退任を表明したが、4月末に前言を撤回して来季の続投が発表されていた。しかし複数の現地メディアによると、シャビ監督が今月中旬に「スペインのレアル・マドリードや欧州トップクラスのクラブと競争することは、特に経済レベルで非常に困難な状況であることを理解する必要がある」などと語ったことが、ジョアン・ラポルタ会長の怒りを買ったということで、退任の流れとなっていた。

正式発表前だが、現地メディアでは、すでにフリック氏の就任を前提とした報道がさかんに行われている。「スポルト」は、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが、バイエルン・ミュンヘン時代に、フリック氏から指導を受けたときに、最も高い1試合平均得点を挙げたことを踏まえ「レバンドフスキを最大限に活用できる」と期待した。

また「エル・ナシオナル」は、同氏が、スポーツディレクターのデコ氏に対して、教え子のドイツ代表DFダビド・ラウムや下部組織でプレー経験のあるスペイン代表MFダニ・オルモ(ともにライプチヒ)らの獲得を要望したと伝えた。

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