安全対策を強化 「おーろら3」知床で今季の運航開始

網走の観光船「おーろら3」が知床で今シーズンの運航を始めました。船体後部には「救命いかだ」を積み、安全対策を強化しています。 

初便はおととい午前乗客21人を乗せ、斜里町のウトロ漁港を出港。約20キロ先のルシャ湾とを往復する2時間のコースを遊覧しました。途中、陸上にはヒグマの姿も確認され、乗客から歓声が上がりました。 

船体後部には、25人乗りと16人乗りの「救命いかだ」が合わせて3隻取り付けられています。救命いかだの搭載義務化は開発の遅れなどの影響でずれ込んでいますが、船を運航する道東観光開発は 先行して積み込みました。 

長崎から来た観光客からは「いかだが搭載されていることで安心して乗ることができました」との声も聞かれました。運航する道東観光開発の東海林竜哉常務は「安全に対してしっかり準備ができた。知床に遊びに来ていただき安心して乗船してほしい」 と呼び掛けています。営業は10月下旬までの予定です。

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