ロシア国防省で高官摘発続く 侵攻継続へ軍紀引き締め

モスクワのクレムリンで、ロシア軍幹部らと会談するプーチン大統領(中央)=15日(ロシア大統領府提供・タス=共同)

 ロシア国防省で、汚職などによる幹部の摘発が続いている。建設担当だったイワノフ次官が4月24日に収賄容疑で逮捕されたのを皮切りに、今月23日に職権乱用の疑いで逮捕されたベルテレツキー防衛装備品調達局長で高官拘束は5人目だ。

 プーチン大統領は今月の5期目就任に伴い、2012年から在職したショイグ国防相を経済官僚のベロウソフ氏に交代させた。ウクライナ侵攻継続を視野に軍の綱紀粛正と予算運用の透明化を進め、国民の不満をかわす狙いとみられる。(共同)

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