【日本代表】伊東純也は選外 森保監督「落ち着いて過ごすことができるようになれば招集する」

森保一監督

日本サッカー協会は24日、2026年北中米W杯アジア2次予選のミャンマー戦(6月6日、ヤンゴン)とシリア戦(同11日、広島)に向けてメンバー26人を発表した。性加害疑惑が取りざたされているMF伊東純也(スタッド・ランス)の復帰は3月に続いて見送られた。

伊東は1月末のアジアカップ中に「デイリー新潮」で性加害が報じられ、相手側が告訴した後に、伊東側も逆告訴している。

会見した森保一監督は、伊東の選外について「結論から言うと、3月と私の知っているかぎりでは状況は変わっていない。彼を守るために招集をしなかった。彼がスタッド・ランスでプレーしているのは日頃から確認はしていて、代表の中で確実に戦力になるとは評価している」と説明。

続けて「ただ3月と同じで、代表として活動する場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりうる。彼が大切にしている人たちにもまた影響が出ると考えて招集を控えた」と周囲への影響などを考慮して、あえて招集を見送ったと語った。

そして「彼については代表で実績を残してくれているし、彼のコンディションがよければ、チームで活躍していれば、代表にいつ入ってきても機能する選手だと思っている。そこは慌てず、落ち着いて彼がプレーできるように。彼が大切にしている人、チームも落ち着いて過ごすことができるようになれば招集する」と騒動が沈静化した段階で復帰を検討すると強調した。

伊東はクラブで活躍を続けており、9月から始まる北中米W杯アジア最終予選に向けて復帰への待望論が高まってきそうだ。

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