キンプリ新曲、売り上げ23.7万枚で前作からダウン! 花火イベントもハプニング発生でファン嘆き

(写真:サイゾーウーマン)

King&Prince(以下、キンプリ)のニューシングル「halfmoon / moooove!!」が、5月21日付の「オリコンデイリーシングルランキング」で初登場2位にランクイン。売り上げは23日の発売日までに23万台に届いたものの、昨年11月リリースの前作「愛し生きること/ MAGIC WORD」の初日売り上げを下回っている状況だ。

目次

キンプリ新曲のデジタル先行配信は2曲で1.2万DL
CDの“フラゲ”分は売り上げ23.7万枚でファン「やばい」
花火大会イベントで“帰宅難民”続出

King&Prince、新曲のデジタル先行配信は2曲で1.2万DL

ダブルAサイドシングルの「halfmoon / moooove!!」は、初回限定盤A・B(CD+DVD)、通常盤(CD)と、ファンクラブ会員のみが購入可能な「Dear Tiara盤」(CD+DVD)の4形態をリリース。「Dear Tiara盤」は3月22日~4月30日にかけて、「×××××.POP UP STOREオンライン」にて予約を受け付けていた。

表題曲の1つ「halfmoon」は、小林武史氏をプロデューサーに迎えたバラードで、永瀬廉が主演する恋愛ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)の主題歌に起用されている。

一方の「moooove!!」は高橋海人主演のテレビ東京開局60周年連続ドラマ『95』(4月期)の主題歌で、新進気鋭のアーティスト・Ayumu Imazuが書き下ろしたヒップホップダンス曲だ。

そんな今作は、キンプリのCDデビュー6周年記念日である5月23日にリリース。通常、CDは水曜日発売が定番で、CDショップなどではその前日に“フラゲ”(フライングゲット)が可能だ。ただ、「halfmoon / moooove!!」に関しては21日の火曜時点で商品を手にできた人もいたようで、同日付の「オリコンデイリーシングルランキング」に売り上げが反映された。

ただ、変則的なスケジュールだった影響なのか、首位を逃して2位に初登場。1位はNMB48のニューシングル「これが愛なのか?」(22日発売)で、売り上げは18万9,820枚を記録。キンプリの「halfmoon / moooove!!」は8万2,173枚という1ケタ発進だった。

しかし、翌22日付の「デイリーシングルランキング」だと、15万4,404枚を売り上げ1位となり、NMB48の「これが愛なのか?」は10位まで転落した。

「『halfmoon』と『moooove!!』の2曲は、CDに先駆けて20日より各種音楽配信サービスにて先行配信もスタート。同日付の『オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング』では『halfmoon』が1位で、6,429DLをマーク。続く2位に『moooove!!』がランクインし、5,634DLを記録していました」(男性アイドルに詳しい記者)

King&Prince、CDの“フラゲ”分は売り上げ23.7万枚でファン「やばい」

キンプリといえば、昨年5月22日をもって平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が脱退し、現在は永瀬高と橋の2人で活動中。5人でのラストシングル「Life goes on/We are young」(昨年2月発売)は初日84万9,568枚というスマッシュヒットを飛ばしていたが……。

「2人体制となってから初のシングル『なにもの』(同年6月発売)は初日46万1,141枚で、次作の『愛し生きること / MAGIC WORD』(同年11月発売)は初日29万1,285枚にまでダウン。今回の『halfmoon / moooove!!』の場合、フラゲ分の2日間の合計枚数が23万6,577枚ですから、シングルを出すごとに徐々に初日の数字が下がってきている状態です」(同)

それだけに、SNS上の一部ファンは「キンプリの売り上げやばいね……各形態1枚ずつしか買えてないけど、買い足そうかな」と危機感を抱き、「もう少し頑張ったら30万枚に届きそうだからさらに買う!」と追加購入する人もいる様子。

また、「今回は楽曲が配信されるから、CDは買わなくていいかと思っていたんだけど……」との声もあり、売り上げが振るわなかった背景には、デジタル配信が始まったことも少なからず影響しているのだろう。

King&Prince、花火大会イベントで“帰宅難民”続出のハプニングも

そんなキンプリは、今月22日に音楽と花火をかけ合わせたダイナミックエンターテインメント『King & Princeとうちあげ花火』を開催。4月11日のZOZOマリンスタジアム(千葉県)公演に続き、今回は山口県のきらら博記念公園で行われた。

公式サイトによれば、デビューシングル「シンデレラガール」(18年)から14thシングル「愛し生きること / MAGIC WORD」までの歴代の代表曲とともに、「夜空いっぱいに打ち上がる花火を楽しんでいただくイベントで、King & Princeのライブパフォーマンスも一部行われる予定」(原文ママ、以下同)とのこと。

メンバーやファンにとって、山口公演はデビュー5周年の最後を締めくくる記念すべき催しとなったが、終演後には“帰宅難民”が続出するハプニングも起きたようだ。

「イベントは午後6時30分開演で、終演予定時間は午後8時30分と告知されており、会場は、JR新山口駅から専用のシャトルバスか、車などで向かわなければたどり着けない場所だったそう。公式サイトでは事前に『シャトルバス等の遅れ・駐車場の混雑等が発生した場合は開演が遅れる場合があります』『公演終了後のシャトルバス乗車には混雑により、最後のお客様が乗車されるまで3時間程度の時間を要することが予想されます』などと案内。新幹線をはじめ、交通機関の希望時間に間に合わない可能性があると、注意事項を記していました」(同)

運営側が危惧していた通り、会場を出発したバスはJR新山口駅に到着するまでかなりの時間を要したため、終電を逃した人々が行き場をなくし、朝まで駅で待機するしかない帰宅困難者が続出したという。

22日夜、X(旧Twitter)には「帰宅難民」「新山口駅」といったワードがトレンド入りし、イベント参加者以外にも事態が知られるところとなった。

23日に配信された「毎日新聞」のウェブ記事によると、イベントには約3万人のファンらが詰めかけ、午後9時頃に終了。主催者側は広島、博多、岡山、小倉行きのバスや、「約10キロ離れた会場と新山口駅を結ぶシャトルバス」を準備していたものの、当日は道路が渋滞。「午後11時前の山陽新幹線の上下線の最終列車に乗れなかったファンが滞留したとみられる」と伝え、駅で一夜を明かすファンの姿を捉えた写真も掲載していた。

現場ではJR西日本が支援物資を配るなど対応し、「目立ったトラブルはなかった」とのこと。ちなみに、ニュースサイト「週刊女性PRIME」(23日付)はJRの中国統括本部広報に取材しており、帰宅困難者の人数に関しては「実際に正確な数を数えたわけではないですが、およそ1000人近い観客が駅周辺で帰れなくなっていたのは事実です」とのこと。

ネット上では、「ファンの自己責任」という意見がある一方で、「運営サイドにも少なからず非がある」との指摘もあり、物議を醸すことに。

イベントがネガティブな意味で話題になり、CDの売り上げも振るわなかったため、一部ファンからは「6周年のスタートがこんな形になってしまって悲しい」「6周年の始まりが地獄絵図すぎる」と嘆く声も上がっているだけに、今後はキンプリにとって明るいニュースが続くことを願いたい。

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