熱中症予防へクーリングシェルター設置進む 名古屋市や愛知・豊田市で今年一番の暑さ

夏が近づき、熱中症が心配になってきました。各自治体では、熱中所予防のためにクーリングシェルターと呼ばれるスペースの設置を進めています。

24日の東海地方は、午後3時までの最高気温が名古屋で30.4℃となるなど、各地で今年一番の暑さとなりました。 愛知県豊田市も最高気温31.4℃で、今年最高。 このような暑さから一時的に避難できる場所が、豊田スタジアムの中にあります。 豊田市環境政策課 三俣淳さん 「公共施設の一つであるスタジアムの一部をクーリングシェルターとして開放しています」 このスペースは「クーリングシェルター」と呼ばれていて、豊田市は今年、市役所や図書館など市内78カ所に設置しました。 三俣さん 「最近、夏の暑さが非常に深刻化してきて、豊田市も全国一の暑さになることが年に何回かあるので、クーリングシェルターの意義は大きいと思っている」

国はこれまでも「熱中症警戒アラート」で注意を呼び掛けてきましたが、今年からは、過去に例のない危険な暑さを想定した1段階上の「熱中症特別警戒アラート」の運用を始めました。 「クーリングシェルター」は、「熱中症特別警戒アラート」が発表された時は一般開放される基準になっていますが、豊田市は普段から一般開放しているということです。 三俣さん 「お気軽に使っていただきたい。暑いと思ったらシェルターに行ってみようという考え方でいい」

クーリングシェルターは公共施設だけとは限りません。 ドラッグストアなど民間の施設5カ所も指定されています。ショッピングセンター「メグリア本店」では、入り口入ってすぐの場所にシェルターがあります。 トヨタ生協 総務・広報室長渡辺大さん 「買い物ついでや、ここでテレビを見たりと休憩スペースとして使ってもらっている。熱中症対策で気軽に使ってもらうのが第一。買い物以外にも近隣の方にも広く開放している」

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