米サウスウェスト航空便の機内で、女性が座席上の荷物入れの中で寝そべっている様子を他の乗客が撮影し、TikTokに投稿した。
元の投稿は削除されたが、動画はSNSで拡散されている。
USA TODAY によると、動画が撮影されたのは離陸前だという。女性は足を伸ばし、くつろいでいるように見える。
ネットでは、「なぜ…」「誰よりも足を伸ばせてるけど」「やりたい放題だ」などの反応が寄せられた。
なぜ女性が上の棚に入ったかは明らかになっていないが、サウスウェスト航空は事態を把握しており「調査中」だと同紙に答えた。
イギリスの客室乗務員、クリス・メジャー氏はCNN に「仮眠の場所として手荷物入れを使うことは、決して勧めていません」と語る。
「乗客の荷物を安全に収納するように設計されていますが、気軽に眠れるようには作られていません」
「乱気流に入ったら、中にいる人がケガをする可能性があります。下にいる人を傷つけるかもしれません」
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座席が比較的埋まっている便の場合、手荷物入れスペースの競争率は高い。持ち込み可能な範囲ギリギリのサイズのバッグやスーツケースで棚がいっぱいになったり、時には荷物がはみ出したりすることも少なくない。
そこに人が入り込むのは「笑止千万」だと、CNNは書いた。
ただ、座席の上のスペースを有効活用しようというアイデアは実在する。
2021年、航空機用の製品やインテリアデザインを賞する「クリスタルキャビンアワード」のファイナリストに、トヨタ紡織の「CLOUD CAPSULE(クラウド・カプセル) 」が選出された。
窓側の座席の頭上にカプセルベッドを設置し、より広い空間を提示している。