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新見市南部に広がる標高400メートルのカルスト台地で栽培された春ダイコン「カルストだいこん」の出荷が24日、始まった。農家が夜明け前に収穫して同市草間の選果場に次々と運び込み、パート従業員らが洗浄や箱詰め作業に追われた。
昼夜の寒暖差が大きい気候と、「黒ボク」と呼ばれる軟らかな火山灰土で育ったダイコンは、甘くてみずみずしい食感や真っすぐで白く輝くような肌が特徴。草間、土橋両地区の3戸が約3ヘクタールで栽培している。
選果場では8人が作業し、葉や泥を落として丁寧に水洗いしながら傷の有無を確認した後、箱詰めした。JA晴れの国岡山阿新大根部会の小林幹夫部会長(70)は「今年も色つやのよいダイコンができた。ぜひ味わってほしい」と呼びかけていた。
作業は7月上旬まで続き、主に岡山、倉敷、福山市内の市場に出荷される。9月中旬からの秋ダイコンと合わせ、出荷量は例年並みの約300トンを見込んでいる。