キャスト陣も大熱狂 『マッドマックス:フュリオサ』改造車を徹底紹介する特別映像公開

5月31日に公開される映画『マッドマックス:フュリオサ』の改造車にフォーカスした特別映像が公開された。

本作は、2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に続く、『マッドマックス』サーガ最新作。シャーリーズ・セロンが演じた最強の戦士フュリオサの怒りの“原点”を、アニャ・テイラー=ジョイと、『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワースの共演で描く。前作から引き続き、ジョージ・ミラーが監督を務める。

公開された特別映像では、劇中に登場する改造車に注目し、ミラー監督やテイラー=ジョイ、ヘムズワースらが熱く語る様子が捉えられている。

ミラー監督は、「すべての車は、そのキャラクターを象徴する」と、車両は単なる乗り物ではないと語る。本作では、145台もの車両が登場。ミラー監督は、「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『マッドマックス:フュリオサ』を製作する際に注意していたことのうちのひとつが、それぞれの登場人物を象徴するような車両を作ることだった。それらの車両は衣装や髪型、武器、そして彼らが持つあらゆる人工物と同じように、キャラクターの延長にある」と、表現方法についてコメントした。

さらにミラー監督は、「ディメンタス将軍は、物語のなかで車両を乗り換えるんだ。赤いディメンタスはチャリオット型のバイクに乗り、のちに燃料や戦士たちをより多く手に入れられるようになると、最終的には巨大なモンスタートラックに乗ることになる。そしてそれが彼のキャラクターになる。そしてフュリオサは最終的に、大きく進歩したウォー・タンクの製造を手伝うことになり、それが『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場するウォー・タンクにつながるんだ。彼女の脱出への願いの象徴だよ。車両はキャラクターたちの一部だ」と、物語が進むにつれて車両の変化が楽しめることも明かした。

そんな監督の思いを受けて、若きフュリオサ役としてハードなカーアクションシーンの数々をこなしたテイラー=ジョイは、「今やどの車も我が子のように大切で、どれかひとつなんて選べない」と、改造車に対する並々ならぬ愛情を明かした。本映像でも個性あふれるそれぞれの改造車を、貴重なメイキングシーンと共に見ることができる。

「作品の奥みとディテールが僕に火をつけた」と語るのはヘムズワース。本作では、炎と爆音が飛び交う中、改造車たちが荒野を疾走しながら、砂埃が舞う激しいバトルを繰り広げている。

映像の最後は、テイラー=ジョイからの「一緒に最高のライドへ。後悔はさせない」というメッセージで締めくられている。

(文=リアルサウンド編集部)

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