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白鶴酒造(神戸市東灘区)は24日、東京・銀座の同社東京支社にある屋上農園(約110平方メートル)で酒米の田植えをした。2007年から続く恒例行事で、今年で18回目。初夏の日差しが時折照りつける中、社員ら約40人が作業に汗を流した。
同社は銀座から日本酒文化を発信しようと、地上約30メートルの高さにある屋上に農園を造成。独自開発した酒米を育てて日本酒を造るほか、小学生の農業体験なども提案している。
日照時間を活用するため、昨年は例年より早い5月下旬に植えた。水温の管理や強風対策なども工夫した結果、品質は「過去最高の仕上がりになった」ため、今年も5月に計画した。
参加者は田植えのこつなどを学んだ後、屋上へ。ビル群に囲まれた水田に丁寧に苗を植えていった。チームリーダーの山田亜由美さん(46)は「今年も夏の暑さが心配だけど、愛情を込めて育てていきたい」と話していた。
酒米は秋に収穫し、来年に商品化する予定。(末永陽子)