毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では、「ここナラええやん」と題して、リポーターが「ここやったら行ってみてもええやんかぁ」と思うオススメスポットを独自の目線で紹介します!
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※この記事は5月17日(金)に放送された内容です。
奈良とスパイス、繋がりがないように見えますが実は深い縁があるとか。奈良市にある菊岡漢方薬局は、平安末期から続く由緒あるお店で、現在の当主である菊岡泰政さんで24代目になります。
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実はスパイスの大半は漢方で、仏教と共にインドから中国を経て日本に入ってきたそう。そのため奈良は漢方のはじまり、つまりスパイスのスタート地点でもあります。
菊岡漢方薬局では、スパイスからカレーを作るワークショップが開催されています。
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あらかじめ菊岡漢方薬局さんで調合したベースに、味見をしながら20種類以上のスパイスから好みのものを追加していきます。調合が終わった粉は、家で乾煎り(からいり)し、1週間寝かせると完成です。
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また、菊岡漢方薬局のスパイスを使用したお店もいくつかあります。その一つが、洋菓子店「パティスリーKARAKU」です。
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オーナーの岩崎能久さんは、菊岡漢方スパイスを使用したスパイスケーキを提供しています。
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パウンドケーキの上にシナモン(桂皮)とスターアニス(八角)が乗っており、口に入れた瞬間からスパイスの香りが広がります。後味には程よい酸味と甘みが残り、クセになるおいしさ。
もう一つのおすすめは、「大和橘のパウンドケーキ」です。
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大和橘は古事記や万葉集にも登場する日本最古の柑橘で、その風味をふんだんに使用した一品です。歴史を感じながら楽しむことができる、奈良ならではのケーキです。
さらに、岩崎さんが運営するもう一つのお店「猿沢豆花」では、特別なスイーツを提供しています。
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奈良の日乃出製氷で72時間かけてじっくり凍らせた氷を使用し、カルダモン、シナモン、ショウガ、陳皮などがのったチャイの風味を感じるかき氷です。トッピングにはナツメ、レーズン、クコの実、オレンジ、くるみが載っており、きめ細かく舌触りのいい氷にチャイの甘みがベストマッチ。
長い歴史を感じながらスパイスに触れ、味わうことができる「菊岡漢方薬局」、「パティスリーKARAKU」と「猿沢豆花」へ訪れてみませんか?
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※この記事は取材当時の情報です。