福岡3女性連続強盗殺人事件で娘を奪われた父親が警察官に講演 被害者・遺族の気持ちを深く理解するための取り組み

2004年~2005年にかけて発生した「福岡3女性連続強盗殺人事件」で娘を奪われた父親を招いた講演会が小倉北警察署で開かれました。

事件や事故の捜査にあたる警察官が被害者や遺族の気持ちを深く理解するための取り組みです。

24日午前、小倉北警察署で講演したのは19年前に福岡市博多区の公園で当時23歳の娘啓子さんを殺害された福島敏廣さんです。福島さんは当時を振り返り「遺族や被害者の苦しみを受け止めることができるのは警察しかいない」と心情を語りました。

この講演会は、被害者や遺族の心情を捜査にあたる警察官に深く理解してもらおうと開かれたもので約120人が耳を傾けました。

強盗殺人事件で娘を奪われた福島敏廣さん「自分がもっと前に出てアピールして事件や事故を少しでも減らしたい。夢を持ってもらえるような若い人が出たらいい」

殺害された娘の啓子さんはキャビンアテンダントになることが夢だったということで、講演のあと、参加者は自分の夢を書いた紙飛行機を飛ばして、啓子さんを偲びました。

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