カンヌ入りしないチャオ・リーイン、出演作の映画「醤園弄」への配慮か

映画「醤園弄」の出演者の1人、中国の女優チャオ・リーイン(趙麗穎)がカンヌ入りしていない理由について、映画への配慮ではないかと報じられている。

ピーター・チャン(陳可辛)監督の最新作「醤園弄」は、1945年に上海で実際に発生した妻による夫の遺体損壊殺人事件を描く作品。第77回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティションに出品されており、24日夜(現地時間)にワールドプレミアを開催予定。現地では主演のチャン・ツィイー(章子怡)をはじめ、ヤン・ミー(楊冪)、レイ・ジャーイン(雷佳音)、リー・シエン(李現)、ツーシャー(此沙)らが参加する。

出演者の1人、チャオ・リーインは早くからカンヌ入りしないと報じられてきたが、理由については多忙なスケジュールのほか、ヤン・ミーとの関係が大きいのではないかとの見方がある。同じ「85後(85年~89年生まれ)女優」の中でトップを争うライバルと目されている2人だが、同時にカンヌで姿を見せた場合、あらゆる面で注目・比較されることは必至で、話題の焦点がずれることを避けた配慮ではないかとみられている。

今春配信された主演・プロデュースのファンタジー時代劇「与鳳行」がヒットを記録したチャオ・リーインだが、5月22日には重慶市でケニー・リン(林更新)ら共演者が集まり、祝賀会を行った。また、現在は3月末にクランクインしたサスペンスドラマ「在人間」の撮影が佳境に入っているとも報じられている。(Mathilda)

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