カビ、害虫対策に、梅雨前に掃除しておきたいところ5つ

四季がある日本。過ごしやすい春の次には、北海道を除く地域では梅雨となり、そして暑い夏がやってきます。この季節は家の中のメンテナンスにも注意が必要です。

梅雨で湿度が高くなり、夏で気温が高くなるので、何もしないとカビが生えたり害虫が発生したりする事態になってしまいます。今回は、梅雨前にやっておきたい家事のポイントをご紹介します。


1.洗濯機の徹底掃除

画像:筆者撮影

本来であれば毎月1回はやっておきたい洗濯槽の掃除。やっていないご家庭の洗濯機では洗濯槽の裏にカビが生えてしまっている可能性があります。そのまま梅雨に突入するとカビが増殖して洗濯物に付着し、臭いのもととなり衛生的でもありません。

市販の洗濯槽クリーナーを使って掃除をしましょう。洗濯槽クリーナーはスーパーや100円ショップで買うことができます。

洗濯機は洗濯槽の掃除とともに、くず取りネットのクズや乾燥フィルターの埃を取るなどその他の箇所も掃除しておきましょう。

2.衣替えは晴れの日に

2024年は1月2月に異例の温かさを記録をする日がありましたが、3月後半には寒の戻りがあり、冬物を片付けるタイミングを逃してしまった人も多いようです。それでも梅雨前には衣替えをやっておきましょう。湿度が高い日は洋服も湿気を含んだ状態になるため、カビが発生するもとにもなりかねません。衣替えは晴れて湿度の低い日に行う必要があります。

冬物は厚手のものが多く簡単に洗濯できないため、「見た目は汚れてないからこのまましまおう」と考えるかたもいますが、これはNGです。見た目は汚れていなくても襟周りや袖口には皮脂が付着していて、時間の経過とともにシミになったり、変色したりする可能性があります。クリーニングに出すか、濡らして硬く絞ったタオルなどでポンポンと叩くようにして襟周りや袖口などの見えない汚れをとりましょう。

3.冬アイテムの片付け

ストーブやファンヒーター、湯たんぽもそのまま片付けてはいけません。石油ストーブは取扱説明書にしたがって石油はすべて抜くようにします。ファンヒーターはフィルターの掃除をしっかりしておきましょう。埃がついたまま梅雨時期を迎えると、埃の部分にカビが発生する可能性があります。

忘れがちなのが湯たんぽ。中に水が入ったままだとカビのもとになります。金属製の湯たんぽの場合は内側がサビだらけになってしまうこともあります。中の水をしっかり出してから、数日は蓋を開けた状態で風通しのいい場所に置いておき、中をしっかり乾燥させてから片付けましょう。

加湿器も同様です。中の水をしっかり抜きクエン酸を使って掃除するタイプの場合は、取扱説明書にそって掃除をしましょう。埃などの汚れもしっかり取っておいてください。

4.エアコン掃除から試運転まで

画像:筆者撮影

エアコンの使い終わりがはっきりせず、冬の終わりの掃除をしていないご家庭も多いようです。このまま梅雨を迎えてしまうとエアコンの中がカビだらけになる可能性があります。

まずはフィルターを外して中性洗剤で汚れを洗い落とし、しっかりと乾燥させてから元に戻します。エアコン本体の手の届くところは拭き掃除をするようにしましょう。ルーバーなどにカビが発生している可能性もあります。その場合はドラッグストアやホームセンター、100円ショップで売っているカビ取りシートを使ってしっかりと拭き掃除をしておく必要があります。

すべての掃除が終わったらエアコンに不具合がないか試運転をしておきましょう。「夏になって使い始めたら故障していた」ということになっても、すぐに修理対応をしてもらえない可能性があります。梅雨前の今のうちに確認する必要があります。

寒いくらいの温度(できればリモコンでの最低温度)に設定し、しばらく運転して部屋が冷えることを確認してください。試運転が終わったあとは30分ほど送風運転をします。冷房を使ったあとは内部に水滴がついているため、送風運転で飛ばしておかないと、カビのもとになってしまうからです。お掃除運転機能があるエアコンの場合はこれらの作業は不要です。

5.害虫対策

画像:筆者撮影

暑くなる前の害虫対策も大切です。部屋全体を燻煙するタイプのものでもいいですし、最近は1プッシュで広範囲に効くタイプのものもあります。手間がかからないためおすすめです。


清潔に気持ちよく梅雨や夏を過ごすために、梅雨前に掃除をやっておきましょう。

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