飯沼愛と八木勇征が「南くんの恋人」男女逆転版で共演! 岡田惠和脚本の「南くんが恋人!?」

飯沼愛が、テレビ朝日系で7月にスタートする「南くんが恋人!?」(火曜午後9:00)で主演を務め、八木勇征FANTASTICS)と共演することが分かった。1994年に高橋由美子&武田真治、2004年に深田恭子&二宮和也で二度にわたって同局で連ドラ化された名作「南くんの恋人」が、岡田惠和氏の脚本で“男女逆転バージョン”となって、装いも新たに令和によみがえる。

「南くんが恋人!?」は、内田春菊氏の人気漫画「南くんの恋人」(青林工藝舎)と「南くんは恋人」(ぶんか社)が原案。これまでのドラマで15cmの手のひらサイズになってきたのは女の子のちよみだったが、今作では“南くん”が手のひらサイズになって、彼女の前に現れる、ひと夏の甘くほろ苦くて、ちょっと懐かしいホーム・ラブコメディーだ。

今作で主人公・堀切ちよみを演じる飯沼は、育成オーディション「TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_」で約9000人の中から1位に選ばれ「この初恋はフィクションです」(TBSほか)の主演で鮮烈なデビューを飾った。そして、このたびゴールデン・プライム帯のドラマ初主演を果たす。

飯沼が演じるちよみは、湘南の昭和レトロなとある商店街で生まれ育った女子高生。バスケットボール部に所属し、ちょっぴり複雑な家族構成の中でも明るく過ごす、心優しい女の子だ。幼なじみのようで、小さい頃から兄妹のように過ごしていたちょっと年上のカッコいいお兄ちゃん・南くんこと南浩之とは、このたび晴れて恋人同士に。しかし、そんな大好きな南くんは、突然15cmの手のひらサイズになって、ちよみの前に現れる。

幾度となく映像化された名作に出演することについて、飯沼は「“男女逆転”という設定は新しいなと思いましたし、そのような名作を自分が演じるということに、うれしさと驚きがありました。新しい“令和のちよみ”をお届けできたらと思っています」と喜び、岡田氏の脚本を読んで「温かくて優しい空気が文字から伝わってきました。個人的に岡田惠和さんの作品をやりたいとずっと思っていました。デビューのきっかけとなったオーディション番組で最初にいただいたのが岡田さんの脚本だったので、今回すごくご縁を感じていますし、岡田さんの描かれる世界を演じることができるのも、とても楽しみにしています」と期待を寄せた。

南くん役の八木とは初共演。「やはり“国宝級イケメン”の印象が強いです(笑)」と話す飯沼は、「目や声に優しい雰囲気がにじみ出ていらっしゃって、南くんはけっこうイケイケなキャラクターなのですが、そんな南くんを演じている姿が今からとても楽しみです。視聴者の皆さんが、南くんとちよみの2人を応援したくなるように、そこは一番大事にして演じていきたいと思っています。『南くんが恋人!?』という作品と、ちよみというキャラクターに愛情をたくさん持って演じていきたいです」と意気込みを伝えている。

そして、八木が、ちよみの恋人で突然15cmの手のひらサイズになってしまう南くんこと南浩之は、地元・湘南が生んだバスケットボール界のスター。順風満帆だったはずが、ある日突然15cmの手のひらサイズになってしまう。小さい体でちよみと共に暮らし始めるが、その前途は多難続きで…!?

FANTASTICSのボーカリストの座を巡って約3万人が参加したオーディションを勝ち抜き、180cmの長身と甘く爽やかなビジュアルで【ViVi国宝級イケメンランキング】2023年下半期NOW部門1位にも輝いた。その活躍は日本のみならず、アジア全土で注目を集めている。

八木は「実は、僕はこの作品のタイトルを今回初めてお聞きしたんです。それで母や年上の方々に『南くんの恋人』について聞いてみたらみんな知っていて、それほどのビッグタイトルで数々の先輩方が演じられてきた作品なんだということをあらためて実感しました。令和になって初めての『南くん』ですので、作品のよさをしっかりと体現しつつ、飯沼さんと僕で新しいものを作っていけたら、と思っています。今回は“男女逆転”で南くんの方が小さくなってしまいますが、その部分の面白さとともに素晴らしい作品をお届けできたらと思っています!」と気合十分だ。

初共演の飯沼への印象について、「僕はFANTASTICSというグループで活動しているのですが、そのグループにはオーディションを受けて入ったんです。飯沼さんもオーディション出身なので、勝手に“同志感”を持っていました。実際にお会いした飯沼さんは、柔らかい雰囲気を持ちつつもハキハキとされていて…。先日の誕生日にプレゼントしてくださったサウナのグッズも、気に入ってあっという間に使ってしまいました(笑)」と明かし、「南くんは小さくなってしまう前は、ちよみからも『完璧な人』というイメージを持たれているんですけど、小さくなってしまってからはわがままな部分や完璧ではない部分をちよみに見せていきます。そういうギャップを大切に演じていきたいです。そして関係性が変わっていきながらも、視聴者の方から応援される2人になれたらと思います」と意欲を高めている。

原案の内田氏は「南くんの方が小さくなる逆転版『南くん』を、『南くんは恋人』というタイトルで描いた時は、時代が早かったのか…ファンレターが一通届いただけでしたが(笑)、時を経てこのバージョンでドラマになるなんて、本当に感激です。惠和さんの作るシーンは私には到底思いつかないものばかりだし、キラキラしたお二人が逆転『南くん』をどう演じて、監督さんたちがどのように作り上げてくださるのか、心から楽しみにしています」とコメントを寄せている。

そして、30年前の高橋&武田版「南くんの恋人」に続き、今作で“男女逆転バージョン”で脚本を担当する岡田氏は、「まずは『南くんの恋人』の生みの親、内田春菊さんに感謝です。自分で関わっておきながら、こんなにドラマ化するってすごいことだなと思います。そして、今回『南くんが恋人!?』ご指名いただいて光栄です。お話をいただいた時はちょっと震えました。おぉ、そんなことがやれるんだと。小さくなってしまうのが、女の子から男の子になることで、どんな新しい発見や、化学反応があるのか、とても新鮮で、楽しみながら紡いでおります。飯沼さんと、八木さんという、これからのドラマ界を担っていくであろうお二人にとっての代表作になるといいなと思っております」と喜びを口にしている。

続けて「『南くん』シリーズは、ちよみと南くんを演じる若い俳優さんにとっては、宝箱のようなドラマです。いろんな種類のいろんな感情のお芝居の場がたくさんたくさんあります。すてきな経験になると思います。お二人が町中で『ちよみちゃん』『南くん』と声をかけられるようになったらと思いながら書かかせていただいています。かつての『南くん』を体験して、懐かしいと思ってくださる方も。『南くん』初体験の方も楽しめるドラマになっていると思います。楽しくてせつない物語をお届けしたいと思っております」と見どころを述べつつ、アピールしている。

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