上信電鉄「第4種踏切」 女児死亡事故受け初の廃止 群馬・富岡市

群馬県高崎市にある上信電鉄の遮断機や警報機のない「第4種踏切」で9歳の女の子が列車にはねられ死亡した事故を受け、富岡市は市内1カ所の「第4種踏切」の廃止を決定し、踏切を閉鎖する工事を行いました。事故後、上信電鉄の「第4種踏切」が廃止されるのは初めてです。

4月6日、高崎市吉井町にある上信電鉄の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ死亡しました。踏切は、遮断機と警報機がない第4種踏切でした。

この事故を受け富岡市は、地元住民の合意が得られたとして、富岡市一ノ宮にある第4種踏切「横尾西踏切」の廃止を決定しました。

上信電鉄が22日に国土交通省に踏切の廃止届けを提出し、市が23日からフェンスを設置して踏切を閉鎖する工事を始めました。フェンスの設置費用は約20万円で、工事は24日に終了しました。

事故後、県内45カ所ある上信電鉄の第4種踏切が廃止されるのは初めてです。市は、他の第4種踏切についても廃止に向けて説明会を行うなど地元と協議を進めているということです。

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