スピード違反取り締まり!?よく見ると…製作費ゼロ円の「力作」で促す安全運転【新潟】

速度取締装置のダミー

県警は、2023年から可搬式の速度取締装置を導入しています。このたび糸魚川警察署は、その本物そっくりのダミー装置を導入しました。署員手作りの力作でドライバーに安全運転を促します。

糸魚川市内の小学校の通学路。警察がスピード違反を取り締まっているようです。しかし、よく見ると…
■糸魚川警察署 宮﨑浩輔巡査長
「こだわったところはカメラのレンズ。」

実は、糸魚川警察署の署員が手作りしたダミーの速度取締装置。本物と比べてもかなり似ています。

■糸魚川警察署交通課 柳昭平課長
「県内の可搬式速度取締装置は2機あり県内で運用している。県内各所で運用するので糸魚川管内の運用回数も限られる。」

速度取締装置のドライバーへのスピード抑止効果は抜群ですが、台数が限られ運用には限界があります。そこで交通課の宮崎巡査長が、ダミー機の製作を思い立ちました。
■糸魚川警察署 宮﨑浩輔巡査長
「素材は署にある備品の厚紙とブックスタンドのようなものを合わせて作った。ゼロ円素材。約1日でつくった。出来栄えは100点!」

手作りの装置の運用は、県警では初めて。5月中に複数回、糸魚川市内で実施した検証では、車の平均速度が5kmほど抑えられる効果を確認できました。
■糸魚川警察署交通課 柳昭平課長
「県内の死亡事故件数は昨年に比べてプラス7人。速度抑制もだが運転する際は最新の注意を払って絶対事故を起こさないよう気をつけてもらいたい。」

ダミー機は今後、量産も検討しているということですが、もちろん本物が配備されることもあります。スピード違反は厳禁です。

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