「ただの雑音」…ホイルンド、ユナイテッド同僚が自身に「パス出さない」報道に言及

[写真:Getty Images]

デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドが、一部メディアで報じられるマンチェスター・ユナイテッドのチームメイトが「パスを出さない」との記事に対してリアクションを示した。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。

昨夏、アタランタから新エースストライカー候補として鳴り物入りでの加入となったホイルンド。加入1年目は公式戦42試合に出場し、プレミアリーグでの10ゴールを含む16ゴールを挙げた。

ただ、ケガの影響などもあってプレミアリーグ初ゴールを挙げるまで4カ月以上を要し、出場6試合連続ゴール後は次のゴールを挙げるまでに8試合を要するなど好不調の波が目立った。

そういったネガティブな面もあり、先日にイギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』は「ユナイテッドのあるメンバーは、ホイルンドのゴール前でのもたつきのせいで、数人のプレーヤーがファイナルサードで別の解決策を模索している、と内通者に語っている」と、同選手の能力を疑うユナイテッドのチームメイトがアタッキングサードでパスを出すことに消極的であると報じた。

また、マンチェスターのお膝元メディアは昨年12月にもプレミアリーグで無得点が続いてたホイルンドに対して、一部のチームメイトが疑問を抱いているとも報じていた。

一連の報道に対して、沈黙を貫いてきたホイルンドだったが、デンマーク『Tipsbladet』の直近のインタビューで、この一件に初めて言及。同メディアの主張が事実無根であると真っ向から否定してみせた。

「そんな記事は理解できない。自分が正しい位置にいれば、ボールをもらえると感じているよ」

「もう少しボールを受けたいと思った時もあるけど、いつもそれができるわけではないんだ。これはただの雑音だし、僕がシャットアウトしなければならないことのひとつの例だと思うよ」

さらに、アタランタ時代に比べて注目度の高さが別格であり、ゴシップ大国という側面もあるイングランドでの1年間のプレーを通じて、「ストーリーの90~95%はナンセンスなもので、ストーリーをフィルタリングする必要がある。それらを分類することを学ばなければならなかったよ」と、現在はそういった憶測や悪意のある記事に対して、必要以上にメンタル面を揺さぶられることはなくなったと語っている。

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