青森市が高校生まで医療費無償化 保育料の公費負担で「子育て支援」を拡充 市長「東北トップクラスの支援」

子どもの医療費を高校生まで無償化します。青森市の西市長は、子育て支援のための関連経費を盛り込んだ補正予算案を発表しました。

【青森市 西市長】
「若いご夫婦が、子どもをもう1人増やそう2人増やそうという気持ちになっていただける、安心して子育てができる、そういった青森市を目指していきたいと思っています」

青森市の西市長はこのように述べ、市の子育て支援策を充実させる考えを示しました。

今回の一般会計補正予算案の総額は11億2600万円で、子育て支援の関連経費として4億3000万円が盛り込まれました。

このうち、高校生までの医療費を無償化する経費として8800万円が計上され、10月から医療機関で支払う自己負担額を全額公費で負担します。

また、これまで設けられていた保護者の所得制限を全面的に撤廃します。

さらに、10月から2歳児クラスの保育料を全額公費で負担するため、1億6000万円が計上されました。

これらの経費の8割は、青森県からの交付金で賄います。

【青森市 西市長】
「今回の対応によって、東北でもトップクラスの子育て支援が充実したまち『青森市』ということになると思いますので、今後さらに力を入れていきたいと思っています」

子育て支援を柱とする今回の補正予算案は、31日に開会する市議会定例会に提案され審議されます。

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