大谷モデルでも話題「水沢ダウン」の製造工場 デザイン性の高い新工場でブランド力の強化へ 建て替え工事前に地鎮祭 岩手・奥州市

「水沢ダウン」で知られるスポーツ用品メーカーの岩手県奥州市の工場が、施設の老朽化やブランド力強化を理由に建て替えられることになり24日、新工場の建設を前に地鎮祭が行われました。

建て替え工事が行われるのは、奥州市胆沢にあるデサントの水沢工場です。24日の地鎮祭には関係者およそ50人が出席し、デサントの小関秀一社長らが鍬入れをして工事の安全を祈りました。

水沢工場で製造される高級ダウンジャケットの水沢ダウンは、高い防水性と保温性、そして高い知名度を誇ります。

新工場は、老朽化が進む現在の工場の隣に建設され、広さは現在の1・5倍になる他、県産の木材が使われるなど環境にも配慮したデザイン性の高い建物となります。

(デサント 小関 秀一 社長)
「こんなにダウンジャケット1つのこだわって作っているメーカーは世界中にない。岩手県奥州市に素晴らしい美しい景観が残っているのでそれに見合う、マッチする工場を造りたい」

新工場は2025年7月に本格稼働する予定で、デサントは継続的なスタッフの採用で技術の継承に努めていきたいとしています。

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