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時期や条件を選べば5000円以内で泊まれる
結論から説明すると、都内でも条件によっては5000円以内で泊まれるビジネスホテルは存在します。しかし、部屋が狭かったり駅から離れていたりなど希望する条件をすべて満たせるとは限らないでしょう。
またカプセルホテルやドミトリータイプでならば、都内で駅から近い場所でも5000円以内の施設が数多くあります。
ビジネスホテルの料金が上がっている理由
ビジネスホテルの料金が上がっている主な理由としては、インバウンド観光客の増加、ホテル側のコスト増加、客室単価を重視した戦略などが挙げられます。
インバウンド観光客の増加
現在の日本では新型コロナウイルスの流行が収まり始め、インバウンド観光客が増えてきています。日本政府観光局が発表している「訪日外客統計」によると、2023年10月の訪日外国人は251万人と、コロナ前の249万人を上回る水準であると分かるでしょう。
企保手ホテル会社は自社の客室稼働率や競合の価格などを調査し、客室単価を決めています。そのため、インバウンド観光客増加によって都内のビジネスホテルの稼働率が上昇し、客室単価がアップしたと考えられるでしょう。
ホテル側のコスト増加
人件費や水道光熱費、清掃費用などのコスト増加によって、宿泊費が上がっているとも考えられます。ホテルの経営では、フロントや調理などに多くのスタッフが必要ですので、人件費がかかります。
コロナ禍で多くのホテルは、人員削減を行いました。そのため、客足が戻ってきた現在では人手不足が深刻となっています。
ホテルは、人員を確保するために新卒社員の初任給をアップするといった待遇改善を進めていますので、人件費が上昇していると考えられるでしょう。
ホテル側の客室単価を重視した戦略
ホテル側の経営戦略の変化も、宿泊費を挙げている要因の一つと考えられます。コロナ前は客室を埋めて稼働率を向上させて利益を上げる戦略が主流でしたが、コロナ後は客室単価を重視する動きが高まってきました。
客室を埋めれば、その分対応が必要なお客さんが増えます。十分に対応するためにはスタッフの人数も増やさなければなりません。
しかし、客室単価を上げればお客さんの人数はそのままであるため、無理にスタッフを増やす必要はないでしょう。客室単価のアップは、人件費をはじめとしたコストを増やさず収益性を高められる戦略といえます。
ビジネスホテルに安く泊まるポイント
ビジネスホテルに安く泊まるポイントは、以下の3つです。
__・平日に利用する
・早割を利用する
・クーポンやセールを狙う__
多くの人は、土日や祝日にホテルを利用するでしょう。そのため土日や祝日はホテルの需要が高いタイミングであり、料金が高くても予約が入るので、ホテル側も料金を高めに設定しているケースが多くあります。一方で平日は需要が落ち着くため、宿泊費を安く設定してお客さんを呼び込もうとするケースが多いと考えられます。
また出張の予定が決まっている場合は、早割プランの利用がおすすめです。早めにビジネスホテルを予約すると、お得な価格で宿泊できます。
さらにシーズン限定のクーポンや会員専用のクーポンなどの配布がある場合は、積極的に活用しましょう。割引価格はクーポンの種類によって異なるため、こまめにチェックするのがおすすめです。
都内のビジネスホテルでも5000円以内の宿泊は可能
現在コストの増加やホテルの経営戦略の変化によって、宿泊費を値上げしているホテルもあります。しかし、都内でも5000円以内で宿泊できるビジネスホテルはまだまだあります。値上げの理由を把握しつつ、早割やクーポンなどを駆使して出張における宿泊費を抑える工夫を実践してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー