ナガマツペア オリンピック代表内定後初めて秋田で練習公開

パリオリンピック日本代表に今週正式に内定した北都銀行バドミントン部の永原和可那選手、松本麻佑選手のナガマツペアが、秋田で練習に臨みました。

オリンピックまで残り約2か月。

「一日一日を悔いなく過ごしていきたい」と、練習にも気合いが入っていました。

24日、秋田市の茨島体育館で練習した、永原・松本のナガマツペア。

自前の練習拠点がない北都銀行バドミントン部は、公共施設などを転々としながら、日々、その技を磨いています。

オリンピックに向かう選手といえど、会場の準備も自分たちで行っていました。

今週は、都内でのパリオリンピック・日本代表内定記者会見や秋田での表敬訪問など、練習以外でも忙しく過ごしてきた2人。

限られた時間でバドミントンに集中します。

3年前の東京に続き、2大会連続のオリンピックとなるナガマツペア。

力強いスマッシュを軸にした攻撃的なスタイルは健在です。

一方、この3年間で世界のライバルたちのパワーアップも感じています

松本麻佑選手

「私よりスマッシュが早い人は多分いなかったと思うんですけど、自分の実感的には。でもいまはもうほぼみんな打てるし、逆にスマッシュが遅い人があんまりいないみたいな感じのイメージなので」

いい攻撃のために、我慢強く、辛抱強く守備で耐えられるかが勝敗の鍵をにぎります。

永原和可那選手

「パワーがある選手が多いので、一発で決められないようなレシーブなど、自分たちの攻撃に持っていけるようなレシーブをしていかないといけないので、ただあげるだけのレシーブじゃ勝てないなという風に思います」

高校卒業後、2014年に北都銀行に入った、同い年の永原選手と松本選手。

ペアを組んで11年目です。

それでも、「話さないでも分かる」ではなく、しっかりとコミュニケーションをとることが大切だと年々感じています。

松本選手

「試合中の感情のブレだったり、お互いの意思疎通ができている中で試合の結果のブレというのも少しずつなくなってきているのかなというのはあります」

再び日の丸を背負って挑むオリンピックまで、残り2か月です。

永原選手

「本当にあっという間に来るんじゃないかなと思うので、一日一日できることを(やって)悔いなく過ごしていかないと、本番を迎えてしまうと思うので、そうならないように、一日一日自分でやれることをやって、オリンピックまで向かっていきたいなと思っています」

ナガマツペアは25日、海外遠征に向けて出発し、28日からシンガポールオープンに出場します。

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