なら工藝館「日本伝統工芸近畿展in奈良2024」

今年4月に開かれた「日本伝統工芸近畿展」の受賞者などの作品が奈良市のなら工藝館に展示されています。

日本伝統工芸近畿展は、伝統工芸の技術の保存と活用などを目標に開かれたもので会場には、受賞者や県内に住む入選者の作品、32点が並びます。この盆は、去年7月に亡くなった漆芸の人間国宝、北村昭斎さんの遺作です。螺鈿の技法で白山吹の花が表現されています。

奈良県伝統の織物、大和絣の帯です。亀山知彦さんが半世紀ぶりに復活させたもので雪の結晶をイメージしています。

そして、木村美智子さんの人形は、東大寺二月堂で行われるお水取りの練行衆の姿を象徴的にとらえたものです。

伝統工芸の魅力を伝えるこの企画展は、6月2日まで開かれています。

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