【レスリング】恒村友香子 ヒザ負傷で涙の棄権「自分に勝てていないことが悔しい」

恒村友香子

レスリングの明治杯全日本選抜選手権・女子65キロ級準々決勝で、東京五輪同62キロ級金メダリストの恒村(旧姓川井)友香子(26=サントリー)が森川美和(ALSOK)に敗れ、その後の順位決定戦もヒザの負傷のため棄権した。

感情が抑えられず涙があふれた。1月1日に総合格闘家の恒村俊範と結婚を発表後、初めて迎えた大会。「苗字が変わって、家族も増えた。応援してくれる人たちにもという気持ちはあったが、その前に自分に勝てていないことが悔しい」と言葉を詰まらせながら語った。

ヒザに関しては「1回戦でブチっという音がした。(準々決勝で)痛み止めは飲んだが、効果がわからないぐらい痛かった」と状態を説明した。

パリ五輪と非五輪階級の世界選手権(10月、アルバニア)を逃し、苦しい状況が続いる。本人は「今すぐに辞めるつもりはないですし、練習もしていく」としながらも「ケガが治っても試合に出るかわからないけど、とりあえずレスリングがしたいです」と思いを語った。

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