【夏場所】豊昇龍 逆転Vへ無欲を強調「連敗から始まっているので。意識しない」

V争いに踏みとどまった豊昇龍

逆転Vはなるか。大相撲夏場所13日目(24日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内翠富士(27=伊勢ヶ浜)を小手投げで下し、9勝目(4敗)。優勝争いに踏みとどまった。取組後の豊昇龍は「落ち着いて出て行った。体がいい感じで動いていました」と振り返り、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「相撲力の差。動きが速い」と評価した。

V争いは3敗で首位に並ぶ大関琴桜(佐渡ヶ嶽)と新小結大の里(二所ノ関)を、4敗の1差で豊昇龍を含めた5人が追いかける展開。豊昇龍は優勝への意識について「全くしていない。(今場所は)連敗から始まっているので。そういうのは意識しないで、しっかり一番一番、最後まで頑張りたい」と無欲を強調した。

それでも、大関としての責任感を問われると「それはもちろんありますし、しっかり頑張っていかないといけない」ときっぱり。残り2日間、看板力士としての役割を果たせるか。

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