立花孝志氏 つばさの党・黒川敦彦容疑者の都知事選での妨害活動「やったら現行犯逮捕」私人逮捕も予告

政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志氏(56)が24日、国会内での会見で、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑で逮捕された政治団体・つばさの党の黒川敦彦容疑者(45)が東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補を表明していることに「(選挙期間中に)するかしないかわかりませんが、やったら現行犯逮捕されます。過激なことは既に止まっている」と述べ、衆院東京15区補選のような妨害活動は鳴りを潜めるとの見方を示した。

立花氏は、警察庁の露木康浩長官が23日の定例会見で、つばさの党の選挙妨害事件について「許されない」とし、候補者であっても厳正に対処すると述べたことに触れた。

「警察庁の長官が明確な基準を出しましたので。演説しているところに行って、演説を意図的にかぶせることは聴いている人を聞けなくするのが演説妨害、いわゆる自由妨害に該当するという法解釈を明確に表している」と指摘した。

同補選で、各陣営は黒川容疑者や同補選に立候補した根本良輔容疑者(29)ら幹部3人から妨害を受けたと訴えている。

立花氏は「裁判所の判断を待たず、同じようなことをすれば、今度は他陣営から『なぜ現行犯逮捕しないんだ』ということになる。なんなら僕が行って現行犯逮捕したりますよ。私人逮捕します。警察が迷っているんだったら、僕が逮捕して、なんなら手錠を持って逮捕したります」と、私人逮捕(一般人による逮捕)も予告した。

つばさの党は動画などで、黒川容疑者が勾留されたまま〝獄中出馬〟する可能性を示している。立花氏は「もちろん(獄中出馬)できますし、やってほしいと思う」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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