格闘家の「エンセン井上」ことイノウエ・エンセン・ショウジ容疑者（５７）に、ＲＩＺＩＮの榊原信行ＣＥＯ（６０）が落胆をあらわにした。
同容疑者は麻薬および向精神薬取締法（輸入）違反で埼玉県警組織犯罪対策一課と久喜警察署に逮捕されていたことが２３日に判明。４月に米国からサイロシビンなどを含有したチョコレートバーを自宅に発送し、麻薬を輸入した疑いが持たれている。
出場するスダリオ剛の指導を行うなど、ＲＩＺＩＮと友好な関係にあっただけに榊原ＣＥＯは「残念で仕方ないですよね。ＰＲＩＤＥ時代からかかわってきている人材でもあるし。ＲＩＺＩＮの中でも有益な指導者として、メンタル面でもファイトスタイルとか戦う上で持っているいいかがみでインスパイアされていましたから」と失望を隠せない。その上で「しっかりしてくれよという感じ。過去にも逮捕されているし、いいかげんきっちりルールを守るようにしてほしい」と苦言を呈した。
ちなみに今回の件ではまだスダリオと話をしていないとした上で「厳密に言うと最近は（スダリオは）エンセンとも離れていたところもある。転向最初はエンセンと〝ニコイチ〟のような関係でしたけど、スダリオの力も強くなって実際にエンセンが体張って練習するというのもできなくなっていた。それでさかんに海外にいったりして１人でいろんなところに出稽古へいっていたので」と説明した。
