24日にあった広島県高校総体の陸上男子5000メートル競歩は中島壮一朗(舟入)が20分43秒88で2連覇。昨年のインターハイ4位、鹿児島国体5位の実力を示した。
「先週末に体調を崩してしまって…」と体は万全ではなくても、スタートから飛び出してレースを先導。滑らかな歩型のまま歩き切った。「競歩は失格のある競技。冬季は長い距離を踏んで地力を高め、フォームをきれいにすることを最優先に取り組んできた」という成果を発揮した。
昨年のインターハイは3位とわずか0秒85差。「メダルに届かなかった悔しさが残っているし、ことしは優勝だけを目標にして誰にも負けない気持ちで戦う」と高校ラストサマーを歩ききる。